ウーマン・ライト・ガード~八卦掌原型にして、清朝後宮内護衛官吏武術「転掌」指導を実行する、女性警護人の養成校
このたび、八卦掌水式門が金沢に移転するのに合わせ、金沢女性本科をメイン教育課程とします。それを発展させ、護衛人・警護人養成のための専門履修課程「ウーマン・ライト・ガード」を設置します。
金沢女性本科を、端的に表す通称として、用いていこうと考えました。
八卦掌水式館が、最も指導において経験を積んできた、女性に対する指導。そこでつちかわれた経験がフィードバックされて、転掌師・楊先生の伝えた内容に女性としての視点と工夫がなされ、新たな体系へとつながりました
ウーマン・ライト・ガードの最大の特徴は、強者とぶつからない東洋武術に立脚した、アジアの女性のための護衛人養成道場です。
土台を転掌の基本功・抓地牢(そうちろう)走圏・単換掌の術理とし、土台を習得するための段階を、共通とします。
その後、自分護衛にとどめる・警護人養成課程に進む・八卦掌伝承課程に進むなど、各人の希望に応じた進路を選択していただきます。
ボディーガード養成となると、多くの場合、養成学校にて、専門的な教育を受けるパターンが多いものです。警察学校のような、ある意味世間と隔絶された空間の中に我を置き、訓練に打ち込む、そのようなスタイルを採る場合が多い。
しかし、金沢女性本科では、そのような形態を採用しません。
女性が、いままでの己の生活を送りながら、護身と護衛の専門指導を受けることが可能となる道を選択します。養成学校に入校するならば、生活を大きく変え、かつ入校時、まとまった金額が必要となります。
入門時、不本意な教育指導を受ける必要がありますえ。
養成学校などは、学校ビジネスなのです。大学受験・司法試験などの予備校と同じです。最初にまとまった金額を得て、そこで指導側の利益を確定します。月々支払の金額勢にすると、いつ何時生徒はやめてしまうか分かりません。そこで経営側の利益収入は途絶え、以後の収入は、途中で止めてしまった生徒から、当然いただくことはできません。
ウーマン。ライト・ガードでは、基礎課程のおいて、各人の熱意を見ていきます。社会的責任を果たすため、粗暴で人を傷つけることをよしとする人間に指導は一切しません。
ウーマン・ライト・ガードでは、日頃の練習を怠る者に指導いたしません。
在宅にて学習可能なれど、自学をおろそかにする者に、指導に応じる熱意は、しっかりと見させていただきます。
以下は、現時点における、ウーマン・ライト・ガードの履修課程・履修項目となります。
【八卦掌水式館・ウーマン・ライト・ガードのカリキュラム(仮)】
・仮入門教程・・代継門人課程・警護人養成課程・・転掌式八卦掌掌継人養成課程に分けます。
◆仮入門教程
推磨式基本功・走圏・斜め後方スライド身法・推掌転掌式 ※『最低限の時間で仕上げる「転掌式八卦掌」弱者護身術』における、各技法です。
◆代継門人課程
回肩功
転掌基本功たる推磨式基本功(推・拍・蓋・劈・平穿・撩陰)
走圏(基本姿勢・抓地牢・対敵イメージ)
斜め後方スライド身法(推掌転掌式を使用して、内転翻身・外転翻身の両法を学習)
単換掌の術理(単換刀を使用して、翻身旋理・刀裏背走理を学習する)
単換掌
双換掌
転掌刀(単換刀・上斬刀・撩陰刀・按刀・背身刀・上翻刀・叉子刀・扎刀)
勢掌の術理(振り向き様の前敵に対するスライド回避攻撃身法)と単招式(遊歩連穿・双按連穿・平穿掌など)
発力(発勁)
◆転掌護衛課程
遊身大刀
双身槍
双匕首(双単棒)
揺身法
◆転掌式八卦掌掌継人課程
転掌式老八掌
連身藤牌
対多人数戦約束打合
対一人約束打合