2024年4月7日(日)・5月5日(日)愛知県開催『清朝末期八卦掌成立当時の「単換掌」から理解を深める斜め後方スライド撤退戦講習会』について
八卦掌水式門指導部です。2024年4月7日(日)・5月5日(日)愛知県にて、『清朝末期八卦掌成立当時の「単換掌」から理解を深める斜め後方スライド撤退戦講習会』を開催します。この場を借りて、当講習会の詳しい内容を説明していきたいと思います。
- 開催日・開催時間
- 開催場所
- 講習会タイムスケジュール
- 参加人数
- 受講料
- 応募締切日・講習会代金お支払い期限
- 参加資格
- 参加に際しての注意事項
- 「対多人数・対強者・対武器」の過酷条件における、弱者生存の一筋の望み「単換掌」を指導
- 成立当時の八卦掌の姿~成立当時の姿を知ることは、八卦掌を極めるうえで極めて重要
- 『「清朝末式八卦掌」特別講習会』経験者様の声
開催日・開催時間
2024年4月7日(日)・5月5日(日):10時00分~13時00分
開催場所
八卦掌水式門・大平洋側定期練習場所:愛知県刈谷市 刈谷総合運動公園 バス停横芝生広場
※雨天時は、刈谷総合運動公園内の「ウィングアリーナ」前のベンチまでお越し下さい。基本雨天決行です。ウィングアリーナ等が不明の場合は、電話にて遠慮なくお尋ねください。
講習会のタイムスケジュール
・単換掌の全体像把握~型を覚える
・単換掌を真に理解するための「単換刀」理解説
・実際に単換掌を使って撤退戦を理解~代表・水野との約束組手
参加人数
先着定員10名まで
受講料について
受講代金
一日4,400円(税込)
当金額を、下記の指定口座に支払期日までにお支払いください。
受講料 振込先情報
銀行名 :三菱UFJ銀行
支店名 :知立(ちりゅう)支店 店番号 412
預金種別 :普通口座
口座番号 :1213489
口座名義人:ミズノ ヨシト
受講料についての注意事項
※必ず振り込む前に、当ページで後述する「キャンセルポリシー」をお読みください。
※下記支払期限までに金額を上記指定口座に受講料としてお振込みください。申込みがありましても、期日までにお支払いが無い場合、申込みのキャンセルがあったということで扱わせていただきます。
※講習会当日や後日における支払いには一切応じておりません。ご了承ください。
応募締切日・講習会代金お支払い期限日
4月7日講習会:2024年4月3日(水)
5月5日講習会:2024年5月1日(水)
※事前連絡参加者がいない場合は、講習会は開催しません。参加希望者は必ず事前にご連絡ください。
※お申込みがありましても、4月7日講習会は4月3日24時時点で、5月5日講習会は5月1日24時時点で、上記指定口座において申込者様からの講習会代金振込が確認できない場合は、1理由のいかんを問わずキャンセルされたものとして扱わしていただきます。
※お申し込み後、代金お支払い期限までに振込みがなく、かつキャンセルメールをいただけなかった申込者様は、次回以降の参加はお断りさせていただきます。
参加資格
中学生以上の男女で、清朝末式八卦掌を真摯に学びたい方。
参加に際しての注意事項
・当練習会に参加するに際しては、募集期間中における事前の申し込みと支払期日までの受講料のお支払いが必要となります。支払期日を過ぎても支払を確認できない場合、例外なくキャンセルとして扱わせていただきます。
・真摯に学ぶ姿勢の参加者を求めます。指導者の指示に従わない者は、それ以後指導せず、帰宅させる。
・一日単位での参加希望者のみの対象講習会となります(午前と午後の内容が密接に結びついているため)。
・参加できなくなりましたら事前にメールにてご連絡ください。連絡無しでキャンセルした方は、今後の水式門の活動への申込みはお断りさせていただきます。
・発熱・体調不良・心身故障中の状態の中での無理な参加は、受講生の安全な受講に配慮する立場からお断りしています。
・一般参加者の学習環境配慮と技法のいたずらな漏えいを防ぐため、保護者・知人・親族等による見学行為は例外なくお断りしています。
・本講習は、有料の特別指導であるため、見学目的・無料体験目的での参加はお断りします。
・当講習会内容では、実際に参加者同士が手を交える対人練習が行われますが、屋外で開催するため、マスクの着用は義務としません。気になる方は、各自マスク着用での参加をお願いします。
「対多人数・対強者・対武器」の過酷条件における、弱者生存の一筋の望み「単換掌」を指導
対多人数・対強者・対武器・・・この過酷な条件下において、「生存」するために考え抜かれた八卦掌の最重要基本技こそが、『単換掌』です。
「生存」に焦点を絞ることで「攻撃」の機会は大きく減りますが、我が身を一定時間生存させ、敵が守るべき要人に手を出すことができない時間を少しでも長く取るために考えられた極限状態の護身技術となります。
「単換掌」の中核は、斜め後方スライド撤退戦の身法。その技法エッセンスは「単換掌の術理(単換掌理)」と八卦掌水式門で呼ばれ、最も重点的に教授されます。
八卦掌を弱者使用前提の護身術ならしめる成立当時の術理「単換掌の術理」とは?
弱者でも護身することができるための大基本は「下がる」こと
あなたの習った八卦掌を、護身術に変える方法。それは、転掌の際、斜め後方スライド撤退戦対敵身法(以後「後退スライド」)を行うことです。何の神秘性もありません。本講習では、多くの時間をかけて「下がる」ことの理由と方法を指導します。
近代スタイル八卦掌では、回っている円の軌道半径をあまり変えずに、腕の螺旋やずらしの技術に多くを頼って、敵の攻撃手を抑え込む方法が採用されています。
しかしそのような方法では、こちらのレベルが相当高くないと、敵の体格などの外面的要素によって、抑え込む際の成功率が大きく左右されてしまいます。つまり「相手次第」の要素が入り込むのです。護身術は命に関わる技法。その技法に「相手次第」の要素が入り込むならば、「その時」に命を預ける技法として練習し続けることはできません。
弊門では、単換掌における転身防御である老僧托鉢を下がりながら行うことで、「後退スライド→虚打離脱」の身法を養います。
それは、敵側面にとどまって攻撃成功率を上げることよりも、後退スライドすることによって生じる間合いの積極的創出で、敵の攻撃射程圏内から我が身を遠ざけることによる敵圧力の減少を図り、回避成功率を高め、「生存する」こと第一に考えるからであります。敵との間合いを保つことは、護身術であることの鉄則「自分次第」の対敵技法へシフトすることを意味します。
代表・水野が門弟に指導する際に言う「移動防御で90パーセント、手技防御10パーセント」は、決して大げさな例えなどではありません。手技による防御に頼ることは、敵との間合いが近いことであり、それゆえに相手次第で戦局が左右されます。
つまり「斜め後方スライド→虚打離脱」の具体的流れと、この流れを行う理由を説明する「単換掌の術理」は、弱者が対多人数や体格差など、ありとあらゆる不利な状況においても「生存」する可能性を生じさせるための八卦掌の根本的原理(エッセンス)となっています。
ほぼ手を出すだけのシンプル構成。ゆえに極限で使うことができる。代表・水野の対イノシシ戦の経験から。
自分を傷つける目的で立っている人間の前で、「どの技でいこうか」などと考えている余裕は、一切ありません。まして相手が不意に襲ってきた場合であるならば、もはや避ける行動しかできません。
代表・水野が警備職務中にイノシシに襲われた際も、後退スライドと施錠巡回業務のため持っていた鉄製シャッターフック棒振り下ろしによる劈打(劈打)以外、何もする余裕がなかったと言います。しかし後退スライドのおかげで、イノシシによる最初のアタックを主要刀術「按刀」から「背身刀」への術理転換にて間一髪でかわし、初打まで打つことができたのです。
この時身を守ることができたのは、後退スライドをとっさにとることができたこと・そして反撃の技がシンプルであったこと、だと言います。
イノシシに気づいてから構え、かつ他の武術のように敵の突進のベクトルに少しでもぶつかる行動(つまり斜め前方へのスライドや、その場にとどまっての迎撃)をしていたら、水野と言えど、突進攻撃を直接受けていたでしょう。
水野が後方からの襲撃に気づいてから射程圏内に到達するまでの時間は、わずか2秒足らず。間合いが約3~4メートル以上あったことから、その瞬発力のすさまじさが分かります。あれほど練習している代表でも、それだけの間合いがあっても間一髪のかわし打ちしかすることしか出来なかったのです。
イノシシの口からは、当然に、雑菌だらけで手入れなどされてない歯(ほぼキバ)が飛び出しています。それが突進してくるのです。ナイフを前に突き出して低い位置から突進攻撃をしてくる人間のようなもの。
何も考える余裕もありません。ただよけて、よけて、よけるだけ。八卦刀の技術があったため、三打ほど「ながら打ち」反撃ができましたが、それは身を守ることできた主な要因ではなかったと話します。後退スライドで並走しつつ避け続けることができたから助かったのです。
身体的要素が圧倒的に高い「攻撃体」との対決において、攻撃体の力のベクトルと少しでもぶつかるような対応法は、攻撃体の攻撃威力を高め、攻撃の到達速度を速めることを意味します。
敵の攻撃ベクトルから我を逃がしつつ、攻撃はながら攻撃だけの最小限にし、安全な間合いを確保する。その技術だけが、弱者に残された対敵護身術だと、代表の経験談を聞いて改めて確信しました。
※この時、シャッター棒(鉄製)は、三度目の劈打と最後の押しのけ攻撃(八卦刀主要刀術「上翻サイ刀」)で、根本から完全に曲がってしまったそうです。顧客の備品であったため、報告書を出す結果となり、当施設に罠が設置されるきっかけとなりました。
練習方法は、後退スライドの徹底的な繰り返し。対人練習に頼らない練習が、一人でも強さを得ることができる道を作る。
斜め後ろに「後退スライド」しながら敵の攻撃の到達を遅らせつつ、防御のための老僧托鉢式(下連続写真1~4)。写真3で後ろ足を上げながら、すでに後方へ自分の身体をスライドし始めます。
老僧托鉢の手で敵に対しけん制しながら肩を入れつつ方向を転換していきます(下連続写真5~7)。この際、敵は我の差し出している手に気を取られているため、我が方向を転換したことに気づくのが遅れることになります。ここで敵の身体にかかっている追撃の慣性が強いほど、敵は進行軌道とタイミングをわずかにずらされ、「すかされる」「スッと抜かれる」感覚となるのです。
敵を引き込んでけん制攻撃(下連続写真8~9)。この攻撃は、あくまで「虚打・きょだ」となります。虚打とは、見せかけの攻撃、倒すつもりのない攻撃、という意味です。倒すつもりの実打(じつだ)と対局をなす打撃です。対多人数移動遊撃戦において実打は、旋回先にいて眺めている敵に対しのみ行います。その敵に対し、順勢掌の術理に基づく斬り込み攻撃の実打を放ちます。
単換掌の術理に基づく護身術化を実現するためには、まずこの「後退スライド→けん制攻撃→離脱転戦」の動作をひたすら繰り返します。対一人の護身術であれば、この動作だけで護身の可能性を大きく生じさせることができます。
敵との接触を「極力さける」ことは、「敵との間合いを維持できれば誰でも護身が達成できる」ことを意味します。そして、敵との間合いを保つ練習は、敵の力を受け流す練習を要しないため、練習最初期において、八卦掌の術理をマスターした指導者に教わりさえすれば、その後一人でも真理の道を外しにくい状態で練習できることを意味するのです。
多忙な現代人であっても、清朝末式八卦掌の護身力獲得のための工夫された練習体系であれば、十分に護身目的を達成できる領域へと進むことができるでしょう。
清朝末式八卦掌は弱者使用前提の護衛護身武術なれど、弱者が強者の残虐な暴力を退けるための殺傷技術・現実的武器術が伝承内容に含まれるため、その内容の深いところは当然公開されません。八卦掌水式門門外不出の武術となっています。
今回以後、水式門がいじめを受けている者に『いじめ護身部』・女性護身術科における『最低限の時間で仕上げる「清朝末式八卦掌」女性護身術』にて特別伝授している中核技法関連技術に限って、本講習会で対面指導することとなりました。
その内容は、清朝末式八卦掌の中核身法に触れるには余りある内容ゆえ、清朝末式八卦掌に価値観を見いだす方、日頃弊門サイトの技術講座で独習している方はぜひ参加し、代表・水野の直接指導を受けて欲しいと思います。
成立当時の八卦掌の姿~成立当時の姿を知ることは、八卦掌を極めるうえで極めて重要
大清帝国の都・天京(現在の北京)。清朝王族府のひとつ「粛王府」の宦官(かんがん)・董海川。
何らかの理由(諸説あり不明)で董先生は宦官として後宮(清朝王族とその寵姫らが生活していた宮殿のこと)に入り、そこで武術の腕を見込まれ、幾多の実戦経験を経て、宮中武術教官・護衛官となりました。
宦官になり通常男性よりも非力になった現実を克服するため、新たな技術体系を生む必要に迫られます。
董先生も武術の経験者。先生の多くの逸話中に刀を使用した武勇伝が出てくること・八卦掌の原初技法「単換刀」が片手を使用した刀術であることから、董先生は片手がふさがれた刀術たる、藤牌(とうはい)刀術※をたしなんでいたと推定されます。※藤牌とは、藤で編んだ盾のこと。
八卦掌成立当時は、藤牌刀兵が最前衛にて突撃をする前近代的戦法が存在していました。当時の刀を使用した戦闘では、刀だけで戦うことはなく、片手に藤製の盾を持っていました。
先生は、粛王府に入る前、何かの形で戦場刀術を会得しており、その技術を元に、宦官であっても、対多人数・対強者・対武器を克服し得る技術「斜め後方スライド撤退戦」の術理を生み出したと考えられます。成立当時の名前は八卦掌ではなく、「転掌」でした。※八卦陰陽理論を後代弟子らが用いて、「八卦掌」となった。
敵を後ろに置き、勢いを保ち、進行方向をまっすぐ見て、高い機動力で敵の居ないところに移動する。
敵は追撃をしてくる。真後ろの敵は、移動の速度を落とさないことで防御。そして、視界に入ってきた敵を、単換掌にてさばき、すぐまた敵の居ない場所へ移動する。
敵が守るべき人に手をだそうとしたら、猛然とした勢いのままスライド攻撃をして、敵の脅威とあり続け、敵を我に引きつけ、囮(おとり)となって要人を護衛する。
成立当時の八卦掌は、自分が一定時間護身して生存し続けることで敵の脅威であり続け、味方の救援が来るまで、囮となって動き回り要人を守る、悲壮な護衛武術だったのです。
八卦掌はその後、董先生が清朝王族にその実力を認められたことから有名拳法へと発展し、多くの屈強な男性武術家が彼の弟子になります。
董先生に続く拳士らがほぼ男性で高名な武術経験者ばかりであったため弱者使用前提の原則から外れ、他の武術と同じく強者使用前提の格闘スタイルと変貌していきます。
『「清朝末式八卦掌」特別講習会』経験者様の声
愛知県・40代女性・会社員
先生は私の周りでは知る人ぞ知る有名人なので、やってる武術とはどんなのだろうって、興味がありました。この護身術系の講習会では、参加しています。今回は3回目ですね。
太極拳などのことは知っていたが、八卦掌は映画(グランド・マスター)で知って、なかなか綺麗だと思って最初は参加しました。でも、女優さんのような動きはできませんでしたね。というか、先生の(八卦掌)は、あのように動かなかった。
逃げる方法は、ふたつだけ、と言っておられましたが、それがなかなか難しい。しかし後半、できるようになると、逃げ去る感覚が気持ちよかったです。
手を掴んだり、目を突いたりすることもない(笑)ため、本当に誰でもできると思います。
講習会キャンセルポリシー
お申込みのキャンセルは、『shiroikukmoajisai@gmail.com 』へ、メールにてご連絡ください。
キャンセル料無しでキャンセルするには、開講日の4日前までに『shiroikukmoajisai@gmail.com 』へ、メールにてご連絡ください。4日前の24時を過ぎた後のキャンセルには、以下のキャンセル料が発生いたします。
※4日前までになされたキャンセルにつき、すでに受講代金をお支払いいただいてる場合、申込者様の銀行口座に返金いたします(返金時の振り込み手数料は申込者様負担とさせていただきます)。
※講師側の都合・天災事変によって開催できなかった場合は、速やかにお申込み金額を返金いたします。それ以外の理由にはキャンセル料が発生いたしますのでご了承ください。
3日前に行われたキャンセルの場合
消費税分を除いた振込金額の30%+返金時振込手数料
(例)5,500円振込み後、3日前にキャンセルの場合:キャンセル料30%の1,500円が発生。残り4,000円を申込者銀行口座に振り込み、その際の振り込み手数料は申込者様負担。
2日前・1日前に行われたキャンセルの場合
消費税分を除いた振込金額の50%+返金時振込手数料
(例)5,500円振込み後、2日前もしくは1日前にキャンセルの場合:キャンセル料50%の2,500円が発生。残り3,000円を申込者銀行口座に振り込み、その際の振り込み手数料は申込者様負担。
当日に行われたキャンセル・ご連絡無しキャンセルの場合
消費税分を除いた振込金額の100%
(例)5,500円振込み後、当日になされたキャンセルもしくはご連絡無しキャンセルの場合:キャンセル料100%の5,000円が発生。残り500円を申込者銀行口座に振り込み、その際の振り込み手数料は申込者様負担。
泥酔者・不行跡者への対応
泥酔者や、他の参加者に迷惑行為を行う者、手合わせ目的等学習目的以外の参加者に対しては、他の参加者の安全・学習環境配慮のため、参加を直ちに禁止し退場していただきます。当措置に従わず迷惑行為を続ける者には、警察への通報などの厳格な対応をいたします。
※不行跡行為等が原因で退場していただいた方のお振込み代金につきましては、当日キャンセル扱いとさせていただき、消費税分も含め一切返金いたしませんのでご了承ください。
代表自己紹介・八卦掌水式門の紹介
代表自己紹介
八卦掌水式門・代表・水野義人(活動名:水野式人)。
学生時代、同級生へのいじめがきっかけで、大切な人を守りたいという思いから武術を志す。1988年、地元書店にて佐藤金兵衛師範著の「中国拳法 八卦掌」と巡り会い、映画「武林志」(映画名はのちに知った)を観た経験もあいまって、八卦掌の修行を自分一人で始める。その後、関東の小教室にて、十路弾腿・八卦掌(実は形意拳だった)などの中国拳法を学ぶ。
大学の時、中国拳法の練習と並行して地元愛知の柔道教室で柔道の練習にも力を入れる。卒業後しばらくは資格試験の勉強のため、勉学と柔道(時々スキー距離競技)の練習という2足のわらじを履く状態であったが、33歳の時、馬傳旭先生拝師弟子の日本人指導者(本人非公開希望のため名前は省略)に師事し、梁振蒲伝八卦掌門に入門。家庭の事情による中断を経るも、再度師事し、現在に至る。
2019年、師より指導者として活動することを許していただけたことを受け、地元愛知県で「八卦掌水式塾」を設立。梁派の継承かで揺れるが、自身の練習の果てにたどりついた「遊撃戦八卦掌」の伝習活動を通して、「実戦武術を学ぶことで大切な人を守りたい」と願う人のために貢献することを誓い、「八卦掌水式門」と本格的に改称し、今日に至る。
八卦掌水式門沿革
2018年4月 婦人部のカンフー教室を指導する。
2019年6月 婦人部での指導活動は終了するも、その中の生徒が数人引き続き指導を受ける。
2019年11月 師より本格的な指導活動の勧めを受け、地元愛知県にて、婦人部出身の生徒数名と、会社員時代から共に練習してきたテコンドー出身の生徒とともに、「八卦掌水式塾」を立ち上げる。
2020年1月 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、流行下での活動内容の変更を強いられる。しかし、生徒の感染リスクを考慮し、愛知県で緊急事態宣言が発令されたことをきっかけに、塾の活動を、10月まで休止することを決定する。
2020年11月 活動を再開するも、年末年始のコロナ感染第2波の影響を受け、再度2021年2月から4月まで活動を休止。
2021年5月 生徒・親族の強い希望もあり、屋外練習限定、接触練習中止の条件のもと、指導活動を再開。
2022年1月 梁派の伝人となるか自分の求める昔日スタイル八卦掌でいくか選択することになり、後者を選ぶ。「八卦掌水式門」に改称し、対多人数遊撃戦の護身護衛武術としての「八卦掌」の伝習活動に絞って活動を再開する。
弱者生存の護衛護身武術を極めたい方へ~清王朝末期頃のままの八卦掌「清朝末式八卦掌」を国内で唯一伝える水野先生の道場「八卦掌水式門」入門方法
1.弱者生存第一の「単換掌の術理」に貫かれた成立当初(清王朝末期頃)のままの八卦掌を国内で唯一追求し指導する、稀代の八卦掌家
八卦掌水式門で八卦掌第7代を掌継させていただいた遠隔地門下生のsと申します(先生の指示で仮称とさせていただきます)。掌継門人の一人として、八卦掌水式門の紹介をしたいと思います。
八卦掌水式門は、成立当初(清王朝末期頃)の「単換掌の術理(単換掌理)」に貫かれた「生存第一」の八卦掌・清朝末式八卦掌を指導する、国内で唯一の八卦掌伝統門です。
八卦掌第6代の水野先生の伝える八卦掌は、敵前変化攻防の近代スタイル八卦掌が主流となっている現代において、対多人数移動遊撃戦による弱者使用前提撤退戦を貫いた極めて異色の存在となっています。
先生の伝える八卦掌の最大の特徴は、やっぱり、「単換掌の術理(水式門で先生は、「単換掌理・たんかんしょうり」と略して指導しています)」に徹している点。
「単換掌理」とは、敵と接触を極力さけ、敵の力とぶつからない方向へ移動しながら対敵対応をする「相手次第」を排し、「自分次第」にシフトした術理です。
間合いを取り、逃げることを正当な戦法とし、力がぶつからないため、女性やお子さん・お年を召した方にとって最も現実的な護身術となっています(※よって水式門では、私を含め、女性の修了者さんが多いです)。
単換掌理を理解するには、修行の初期段階に、掌理に熟練した指導者による対面での練習を通して対敵イメージをしっかりと構築することが必要不可欠、だと先生は言います。
「単換掌理系の技は、対人走圏で養った移動による間合い取りと、敵の引きつけ引き込み技術、転身技術とで実行する技。現実的で明確な敵のイメージを持って練習しないと、実戦でとまどうことになる」は先生の口癖ですね。
相手の侵入してくる角度や強度、そして敵動作に対する自分の身体の使い方を、先生の技を受け、または先生に試し打ち(!)をしながら自ら身体を動かして学んでいく必要があります。それは初心者には果たせない役割。水式門では、先生がいつも相手をしてくれるし、新しい技を始動するとき、使い方もしっかりと見せてくれるから、一人の練習の時でも、イメージが残るんです。
よって最初から全く一人で行うことは、リアルな敵のイメージが分からない点から、大変難しいものとなります。この問題は、私がこの場で、先生の指導を受けたほうがといいと強くすすめる理由となっています。
私も遠隔地門下生。先生が富山に来たときは、集中的に相手になってもらいました。石川県という遠くであっても、先生の教え方のおかげで、ブレずにここまで来ることができました。
単換掌の術理に基づいた弱者生存第一の八卦掌を指導する八卦掌の教室は、日本国内では水式門だけです(それか、公にしていません)。
弱者使用前提がゆえの現実的方法で自分を守る武術に興味がある方。力任せの攻撃にも負けない護身術や八卦掌を極めたいと思う方は、水式門の扉を叩いてください。水式門なら確実に、弱者が生き残るための技術を学ぶことができます。
2.八卦掌水式門は、仮入門制の有る純然たる「伝統門」道場
八卦掌水式門は、代表である水野先生が、八卦掌第5代(梁派八卦掌第4代伝人)である師より指導許可を受けて門を開いた、純然たる「伝統門」です。それゆえ、入門資格を満たしているかを判断する仮入門制(仮入門期間中の人柄・態度を見て本入門を判断する制度)を、入門希望者すべての方に例外なく適用しています。もちろん私も仮入門期間を経て本入門しました。
水野先生が指導する八卦掌は、護身術であれど、一部に当然殺傷技法が伝えられ、昔の中国拳法と同じく実戦色が強い八卦掌。誰それ構わず指導することはいたしません。
特に先生は、拳法を始めた動機も真剣。他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまい、それで人が傷つけられてしまう事態を招くことを、心から心配しています。
よって、以下で掲げてある「入門資格」を満たした人間だと判断した場合にのみ、先生は本入門を認め、受け継いだ技法をお伝えしています。「八卦掌の伝統門として、門が負うべき当然の義務と配慮」。これも先生が常に話す口癖ですね。
水式門には『弱者生存の理で貫かれた護衛護身術「八卦掌」を日本全国各所に広め、誰もが、大切な人・自分を守る技術を学ぶことができる環境を創る』という揺るぎない理念があります。
先ほども触れたように、他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまうことは、技法が濫用され第三者が傷つく事態を招き、理念実現に真っ向から反する結果を生んでしまいます。
水野先生は、門入口を無条件に開放して指導し門を大きくすることより、たとえ仮入門制を設けて応募を敬遠されたとしても、他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまう事態を避けることを重視しています。
ここまで書くと、なかなか入ることのできない難しい道場だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。仮入門制はありますが、一般的な常識と礼節、思いやりがあれば、心配する必要は全くありません。
指導を受けてみれば分かるのですが、先生はいつも、門下生のことを考え、熱心に指導してくれ、怒鳴ったりもなく、笑顔です。安心してください(無礼な態度や乱暴なふるまいには、ベテラン・初心者関係なく厳しいですが)。
仮入門期間を経て本入門となった正式門下生には、「誰もが大切な人、自分を守ることができる清朝末式八卦掌」の全てを、丁寧に、熱心に、真剣に教えてくれます。
迷ってるあなた。水式門には、積み重ねるならば、弱者と言われる者でも高みに達することができるシンプルで明快な技術体系があります。先生の温かく熱心な指導で、「守る」強さを手にしてみませんか。
3.入門手続き
八卦掌水式門の正式門下生となるためには、個別指導科における近代八卦掌コースを除いたすべての科において、仮入門期間(体験入門日から一カ月経過もしくは体験入門を含めた3回の練習参加)を経る必要があります(指導内容が他人を傷つける技術を含むため)。この期間を経過した後、入門を希望する方は、以下の手続きに従い、入門申請をしてください。
手順1 申込フォーム記載申請と体験入門参加
各科とも以下の問い合わせフォームに必要事項を記載のうえ体験入門を申請する。
手順2 本入門希望者は、「本入門申請フォーム」より、本入門申請をする
体験入門を含めた仮入門期間経過後、本入門を希望する方は、各科共通の 本入門申請フォーム より、本入門申請をしてください。本入門を認めるかどうかの判断をさせていただきます。
「入門資格・入門時誓約事項・入門時特記事項」については、こちら にて必ず目を通し、理解したうえで本入門申請をすること。
本入門申請意思受領後、本入門審査を経て、結果のメールを送信します。本入門許可者には、入門案内のメ―ルを送信しますので、メール文中に記載されている弊門指定の銀行口座に初月指導料を振り込んでください。
※入門許可メール送信後、送信日を含めて14日以内に入金がない場合は、入門の意思がなくなったと判断し、申請はなかったものとさせていただきます。
※本入門が許可されなかった場合についてのクレーム・理由開示要求には、例外なく対応いたしませんのでご了承ください。
手順3 「入門誓約書」のダウンロード
下のリンクにて「入門誓約書」をダウンロードし、内容を確認。誓約書の内容に同意するならば、同書類を印刷し、必要事項を記載の上、本入門後の初回練習時に持参する。
※ダウンロードができない方は、shiroikukmoajisai@gmail.com 宛にご連絡ください。
手順4 練習会に初参加
上記「入門誓約書」を持参の上、グーグルカレンダー記載の希望各科の練習会に参加する。
※「入門誓約書」を必ず持参すること。持参し忘れ2回目の者には例外なく指導しない。ダウンロードができなかった理由で持参出来なかった者は、必ずそのむねを告げること。
※カレンダーが、参加する科のカレンダーであるかどうかを、しっかりと確認すること。
※各科とも、参加希望日の前日の24時までに、に、参加メール「例文:○○です。○○日参加します」とメールを入れること(場所変更の可能性があるため)。