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ウーマン・ライト・ガード設立~八卦掌原型・清朝後宮護衛官吏武術「転掌」マスター護衛人養成へ向けて

このたび、八卦掌水式門がその名を「八卦掌水式館」と名を改め、金沢にその本拠地を移転するのに合わせ、金沢女性本科をメイン教育課程とします。それを発展させ、護衛人・警護人養成のための専門履修課程「ウーマン・ライト・ガード」を設置します。

日本において身辺警護会社を営業するには、日本の警備会社において直近5年中に3年、身辺警護の実務経験があり、そのうえで警備指導教育責任者の資格を取得して営業すること必要となります。海外での用心棒や屋敷警護などは、日本の警備会社において在職の証明をしてもらえないため、例え何年海外で経験を積もうが、自ら会社を立ち上げることはできないのです。

私には経験があり、かつ、身辺を守る技術・自らを守る技術もあるため、他社において警護業を修行する必要もありません。自ら警備会社を立ち上げることしか考えておりません。

実際、現在自らの技術・経験を活かすための日本版保鏢的警備会社の設立を準備しております。その業務の一環として、自らが修めた、清朝末期の後宮官吏の転掌拳士らが用いた護衛術を、金沢の地で指導していきます。

「ウーマン・ライト・ガード」の名称は、金沢女性本科を端的に表す通称として、用いていこうと考えました。ここで伝えるのは、警備員4号業務講習や、西洋軍隊格闘術ベースの男性向けて格闘術と一線を画します。あくまで、清朝末期の後宮官吏(宦官・女官・宮女)の護衛術として伝えられた護衛武術「転掌」に伝えられる要人警護の技術を伝承する場です。

八卦掌水式館が、最も指導において経験を積んできた、女性に対する護衛術の指導。そこでつちかわれた経験がフィードバックされて、転掌師・楊先生の伝えた内容に、水式館の女性伝承者らの視点と工夫がなされ、新たな体系へとつながりました

ウーマン・ライト・ガードの最大の特徴は、強者とぶつからない東洋武術に立脚した、アジアの女性のための護衛人養成機関である、という点です。近代軍隊式格闘術を護身術として女性に実行させる養成校・道場と一線を画します。

土台を転掌の基本功・抓地牢(そうちろう)走圏・単換掌の術理とし、土台を習得するための段階を、共通とします。

その後、自分護衛にとどめる・警護人養成課程に進む・八卦掌伝承課程に進むなど、各人の希望に応じた進路を選択していただきます。

ボディーガード養成となると、多くの場合、養成学校にて、専門的な教育を受けるパターンが多いものです。警察学校のような、ある意味世間と隔絶された空間の中に我を置き、訓練に打ち込む、そのようなスタイルを採る場合が多い。

しかし、金沢女性本科では、そのような形態を採用しません。

女性が、いままでの己の生活を送りながら、護身と護衛の専門指導を受けることが可能となる道を選択します。養成学校に入校するならば、生活を大きく変え、かつ入校時、まとまった金額が必要となります。

養成学校などは、学校ビジネスなのです。大学受験・司法試験などの予備校と同じです。最初にまとまった金額を得て、そこで指導側の利益を確定する必要があります。月々支払の月謝制形態にすると、いつ何時生徒はやめてしまうか分かりません。そこで経営側の利益収入は途絶え、以後の収入は、途中で止めてしまった生徒から、当然いただくことはできません。

つまり、入校時全額支払い制は、運営側の都合であり、生徒側の学ぶ機会を奪いかねないため、弊門では月額制を採るのです。

ウーマン・ライト・ガードでは、基礎課程のおいて、各人の熱意を見ていきます。社会的責任を果たすため、粗暴で人を傷つけることをよしとする人間に指導は一切しません。

ウーマン・ライト・ガードでは、日頃の練習を怠る者に指導いたしません。自学をおろそかにする者に、指導に応じる時間は、ありません。プロの護衛人、もしくは、八卦掌の真の実力者、そして我が身を守るセルフ・ディフェンサーを責任をもって養成するためです。

以下は、現時点における、ウーマン・ライト・ガードの履修課程・履修項目となります。

【八卦掌水式館・ウーマン・ライト・ガードのカリキュラム(仮)】

・仮入門教程・・代継門人課程・警護人養成課程・・転掌式八卦掌掌継人養成課程に分けます。

◆仮入門教程

推磨式基本功・走圏・斜め後方スライド身法・推掌転掌式 ※『最低限の時間で仕上げる「転掌式八卦掌」弱者護身術』における、各技法です。

◆代継門人課程

回肩功

転掌基本功たる推磨式基本功(推・拍・蓋・劈・平穿・撩陰)

走圏(基本姿勢・抓地牢・対敵イメージ)

斜め後方スライド身法(推掌転掌式を使用して、内転翻身・外転翻身の両法を学習)

単換掌の術理(単換刀を使用して、翻身旋理・刀裏背走理を学習する)

単換掌

双換掌

転掌刀(単換刀・上斬刀・撩陰刀・按刀・背身刀・上翻刀・叉子刀・扎刀)

勢掌の術理(振り向き様の前敵に対するスライド回避攻撃身法)と単招式(遊歩連穿・双按連穿・平穿掌など)

発力(発勁)

◆警護人養成課程(※警備員4号業務講習のような、形式的講習ではありません)

棒操術(90センチ・45センチ・200センチ棒による、刃物所持者制敵術)

移動身法(敵と依頼人との間に我の身体をおいて、後方スライド機動防御を果たす移動身法・揺身法)

ロー・プロファイル・ガードによる要人護衛行動

◆転掌式八卦掌掌継人課程

転掌式老八掌

連身藤牌

対多人数戦約束打合

対一人約束打合

八卦掌水式門富山本科イメージ

本拠地移転(愛知刈谷→石川金沢)のお知らせ

愛知本科の定期開催停止のお知らせ時にお知らせしたとおり、八卦掌水式門は、本拠地を愛知県から石川県に移転することに決定しました。

転掌式の八卦掌を、必要とし、かつ、自らを律し練習を積み重ねる真摯な門弟が多い北陸の地に本拠地を移すことで、いまこの瞬間も練習と向き合う北陸門弟の熱意にこたえていきます。

金沢市に本拠地を移した後、準備をして、以下に挙げる多くの変更をしていきます。

  • 本拠地を愛知県刈谷市から石川県金沢市に移転
  • 女性護衛警護人養成科の新設
  • 転掌専用教室の新設
  • 電子書籍の発刊
  • 門名の変更
  • 開催日時の変更
  • 通信教育の変更
  • ブログ内容の「いじめ護身部」化

内容の程度・実行順序(実行は必ずします)・名称の内容等は、上記と異なる可能性もあります。

当ブログも、いじめ護身部におけるいじめを跳ね飛ばすメッセージと、己を護衛するためのエッセンス記事に特化していきます。

武術の達人になるためのマインドを、代表や自身の経験をもとに紹介します。先人の心がけを、自身の成長の役に立ててください。

指導コースは、金沢にて水式門の主力科たる「金沢女性本科」を置き、本コースを、水式門の土台・基盤へと成長させていきます。

新設コースとして、一般生活を送る(要人的立場でない)庶民たる女性の身辺を守る「女性ボディーガード」たる「転掌護衛人」を養成するための、「転掌護衛官養成科(仮称)」を創ります。当科は、転掌式八卦掌ではなく、水式門でもう一つ伝わる生粋の護衛官武術「転掌」習得に特化した上級コースです。女官護衛官・宦官護衛官を輩出してきた転掌の伝承門たる水式門のみができる養成科です。

依頼女性の身辺安全を確保するため、転掌護衛人が使用する制敵と護衛の技法の公開を、以後中止します。襲撃者に技法の手の内を示さないためです。ご了承ください。

転掌護衛人養成科の新設に伴い、代継門人過程のカリキュラムが以下の通り変更となります。

  • 転掌基本功
  • 走圏
  • 転掌土台術理
  • 単換掌の術理
  • 単換掌
  • 主要転掌式
  • 双換掌
  • 転掌刀

ボディーガードは、要人の立場でない女性でこそ利用をして、安心と安全を得るものと考えます。女性の誰もが、女性として安心の、「同性のボディーガード」を利用できる環境を、水式門が創造していきます。

清朝末期護衛官が使っていたままの技術体系を残し保つ転掌を、家伝として受け継いできた楊家一族から、転掌技法を授かった代表が、その情熱と責務を傾け、大切な人を守る技法を伝承します。

愛知本科の、定期開催停止と新規募集停止のお知らせ

このたび、本拠地を移転することに伴い、愛知本科の定期開催と門弟の新規募集を停止いたします。

現在、月謝制門弟が一人もいないため、事前の告知通り、定期開催を停止することといたしました。

以後、愛知にて定期教室を開くか否かは、未定となっております。