「大丈夫だと思うよ。」
優しいその言葉に、長いこと助けられてきました。人の優しさから出たささやかな、そんな短い言葉が、長い時間、今もずっと心に残り続け、私を励ましてきてくれました。
その言葉をかけてくれた時の場所、表情、天気・・・克明に覚えている。多くを忘れてしまったが、優しい言葉は忘れられない。
「誰からも相手にされない」「みんなにバカにされる」「何にも期待されない」
自己否定の言葉に溺れてしまったあなたでも、ふとした時、誰かから優しい言葉をかけられたこともあると思う。
なんの根拠もなくていい、その言葉、全面的に信じよう。心から信じよう。この世の真理にしてしまおう。
人は、なかなか人など褒めない。私自身も、褒められたことなど数えるほど。
「大切な人を守る八卦掌を広めて、少しでも多くの人が暴力から守られるようにしたい」と真面目に語れば、たちどころに笑われ、「現実を見ろ」「で、生活は成り立ってるの?」「拳法で守るなんて、妄想もいいとこ」なんて言葉を機関銃で打ち込まれるがごとく浴びせられる。
でも、そんな言葉、全く心に残らない。私の中では、ずっとずっと、優しさから出た言葉が心のそばにあって、癒してくれる。
言ってくれた本人に聴いてみると、「そんなこと言ったっけ・・・・」との返答。
言った本人すら覚えていない言葉でも、その言葉が心に響き、心を揺さぶるならば、ずっとずっと残り続けるんだ。
そして、残り続けた言葉は、いつしか真理となり、何度も何度も失敗をしている私を、いまでもずっと支えている。
もしあなたの中で、言った本人すら覚えていないような言葉であっても、あなたの心の中に残り続けている言葉があるならば、その言葉はきっとあなたにとって真理なのだから、信じ、支えとしよう。
いいことがきっとたくさん起こるよ。私もそうだから。
対多人数遊撃戦八卦掌は、道なき道を行くようなもの。答えなど用意されてないし、拳法界で市民権も得てない未踏の領域。
手ごたえを感じなかったり、人からドタキャンやウソをつかれてタダ受講されたりして、屈辱のなみだを流す時も、いつもそばにいて支えてくれた。
多人数戦総合練習で、身体が動かず手が止まってしまった時も、カッと心に思い出され、手や足に力が入る。「手を止めない、あきらめない」って、何度も思い直すことができたことか。
私はその人からもう二度と、直接言ってもらうことはできないけれど、きっと自分の人生の最後までずっと忘れず、支えてくれる。本人が覚えていない言葉でも。
ある時、改めて聞いてみたことがあったのだけど、その時言ったことも、忘れられない。
「意思の強さの達人だからね。覚えてないけど、今でも大丈夫って、言うと思う」
人の優しさは、本当に偉大で、かけがえのないもの。私も、そんな言葉を、少しでもかけていけるなら嬉しい。
護衛護身五型、更新し、より詳しく説明しなおしているので、全国で孤軍奮闘して強く成ろう、取り返そうと思っている、君やあなた、是非とも見て欲しい。
きっと大丈夫!
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