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八卦掌水式館による「転掌八卦門オンライン全国道場」のご案内

 2025年12月1日より、転掌八卦門オンライン道場が開講します。コロナ禍の中開門した、「八卦掌水式門オンライン道場」が、その前進となります。

 オンライン道場の門下生は、北陸金沢で開門している転掌八卦門の門下生と全く同じです。真摯に学習する者には、等しく代継門人・掌継人となって伝承者となる道が等しく用意されています。代継門人となれば、董海川先師より続く転掌の直弟子としてその名を系統証書に連ねる立場となり、指導者としての道が大きく開かれることになります。

 董海川先師が、清朝粛親王府で宦官・宮女らに伝えていた武術である、八卦掌の原型武術「転掌」を学ぶことができるのは、本門だけとなります。全国の志ある者は、この機会を活かし、転掌八卦門の門を叩いてください。

転掌八卦門オンライン全国道場とは

北陸金沢から遠く離れた地域に住んでいるが、董海川先師が清朝後宮で伝えた真の名拳である「転掌」を学んでみたいと思う方に向けて、現在唯一、転掌を公に伝承・指導している八卦掌水式館の館長・水野義人が、オンライン上を利用して全国の門下生に指導を展開する門です。

オンライン全国道場と名が付されているが、そこで学ぶ門下生は、北陸転掌八卦門にて指導を受ける門下生と、全く変わらない、純然たる門下生となります。よって真摯に学ぶ者には等しく、伝承者としての道が開かれます。

北陸転掌八卦門と変わらない、ということは、入門に際しても、全く変わらず選考が実施される、ということです。しかしこれは、選考を通り真摯に学ぶならば、直接対面指導と同じ内容を学ぶことができる、ということです。これは地方に住んでいるが、真実の中国拳法を習得したいと考える方にとって、大きなチャンスであることを意味します。

今回の開門は、全国の有志諸氏に大きな転機をもたらすでしょう。我こそは転掌を極めんとする方。この機を活かし、転掌八卦門の扉を叩いてください。

指導者:転掌世界唯一の伝承者・八卦掌水式館 館長 水野義人

転掌・転掌式八卦掌の世界唯一の伝承者・水野義人

八卦掌水式塾代表・水野の写真

中学生の時、同級生をいじめから守るために武術を独学で開始する。その後まもなく、関東地方に在住する、楊家伝武術第5世の先代師にめぐり逢い、学習姿勢・武術の習得を志す理由を認められ、日本人として最初に最後の者として、転掌の技術を授けられる機会を得る。

指導を受け始めてから4年後、以後転掌伝承者として研究と研さんをし続けていくことを絶対条件としたうえで、「掌継人(転掌の正式伝承者)」として認められ、転掌・楊家伝転掌式八卦掌の伝承者となる。

その後数十年の学習の後、楊家先代師より学んだ技法につき、水野義人としての境地に達し、全伝を悟る。

コロナ禍により、門戸を広く開いていたが、2025年9月、コロナ禍以前の厳格な中国拳法伝統門に戻すことを決意。転掌八卦門オンライン全国道場を12月に開き、全国の有志の諸氏に告知する。

八卦掌水式館と転掌八卦門の沿革

2018年4月 婦人部のカンフー教室を指導する。転掌八卦門

2019年6月 婦人部での指導活動は終了するも、その中の生徒が数人引き続き指導を受ける。

2019年11月 梁派師より本格的な指導活動の勧めを受け、地元愛知県にて、婦人部出身の生徒数名と、会社員時代から共に練習してきたテコンドー出身の生徒とともに、「八卦掌水式塾」を立ち上げる。

2020年1月 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、流行下での活動内容の変更を強いられる。しかし、生徒の感染リスクを考慮し、愛知県で緊急事態宣言が発令されたことをきっかけに、八卦掌水式塾の活動と、子息たる掌継人で伝承されていた「転掌八卦門」の活動を停止する。

2020年11月 活動を再開するも、年末年始のコロナ感染第2波の影響を受け、再度2021年2月から4月まで活動を休止。

2021年5月 生徒の強い希望もあり、屋外練習限定、接触練習中止の条件のもと、指導活動を再開。

2021年9月 一定の成果を経て「八卦掌水式門」へ改称。

2024年11月 北陸金沢へ本部を移転するのに伴い、「八卦掌水式館」へ門名を変更。女性警護人養成のための専門教室「ウーマン・ライト・ガード」開門。

2025年9月 転掌・楊家転掌式八卦掌の専門指導道場として、中国拳法伝統門「転掌八卦門」を再開門。

館長 水野義人より、全国の転掌八卦門オンライン全国道場門下生へのメッセージ

転掌八卦門のオンライン道場の門を叩いてくれた諸氏に、心から感謝を申し上げる。君たちは今、私から直接指導を受ける環境にないかもしれない。しかし、今この瞬間、その土地で、その環境下で出来る道を選択し、オンライン道場の門を叩いた。

転掌は指導者が近くに居なくとも、一人で学習しやすい稀有な武術である。そして君たちは、添削指導を通して、私のアドバイスを受けることができる立場にいる。

君たちは独習者ではない。れっきとした転掌八卦門の門下生であり、かつ私の弟子である。私の弟子である、ということは、転掌創始者・董海川先師の直弟子である、ということだ。どうか胸を張って、この伝統武術を練習してほしい。

転掌八卦門では、その技術を直接伝える必要があるため、事前に連絡し、地方を回って指導する。全国に展開する門下生に対し、私から直接学ぶ機会を確保するためである。事前に連絡するため、機会があるならば必ず、全国で開催する臨時教室に参加することである。

オンライン道場は、北陸金沢で開いている転掌八卦門と何ら変わりはない。同じ転掌八卦門である。唯一違う箇所は、定期的に私の指導を受けることができないことだ。全国指導キャラバンは、日本全国に展開する転掌門下生が、北陸在住門下生と変わらず大事であることを意味する。

転掌が独習しやすい武術であっても、私に指導を受けない者に、指導者資格や代継門人、掌継人であることを公認することはない。よって、門人である以上、私に指導を受けることを重要事項として認識し、近場で指導が行われるならば、何としても参加すること。これは師匠から弟子に対する大事な言いつけである。

転掌を習得する者は、転掌が自分次第の技術で我が身を守る武術であることから、大きな安心感を得られることになる。その安心感を味わうために、私は全力でオンライン道場を更新し、そして地方で指導する。君たちも私の全力に応えてほしい。そして掌継人として、本当に我が身と大切な人を守ることができる技術を伝え、大切な人の幸せに寄与しようではないか。

君たちの成長を、こころから楽しみにしている。

2025年11月30日 雪の降る間近の北陸・金沢にて 水野義人

指導内容は、董海川先師が宮中内で伝えた転掌・楊家宮女開祖が福建省で伝えた転掌式八卦掌

指導内容は、北陸転掌八卦門と変わりありませんが、オンライン全国道場の門下生には、代継門人選考を受けるうえで、一定時間水野より直接指導を受けることが前提条件として付されます。

転掌(董海川伝)

宦官(かんがん)であった董海川先師が、清朝後宮在宮時に、宦官・宮女らに護衛武術として指導していた武術。後に董先師が在野したのち、男性修行者らに指導した、八卦掌の原型となった格闘術的内容と目的が異なる(技の形は同じ部分が多い)。

弱者使用前提・生存第一主義・敵の力に徹底してぶつからない路線を貫く。武器の使用が前提。

短期におとり護衛を実行させるため、練習する型の数は、単換掌・双換掌の2つのみとなる。単換掌・双換掌で学んだ身体操作法を元に、70センチ程度の短棒操法・90センチ程度の中棒操法・200センチ程度の長棒操法を練習し、身の周りの日用道具で護衛を果たす。

八卦陰陽理論等の難解な術理は一切なく、徹底した移動と、翻身旋理・刀裏背走理による斜め後方スライドの術理によって我が身を逃しながら、襲撃者と相対するシンプル・実用一辺倒・生存第一の武術である。

楊家転掌式八卦掌(福建省楊家 宮女開祖伝)

董海川先師が後宮にて転掌を指導していた頃、後宮内で宮女の身分であった宮女開祖(門伝により名称非公開・代継門人以上に告知)が習った数々の技法を、整理し後代に伝えたもの。試合用格闘術化していく武術界の中で、弱者使用前提を楊家後代に厳格に守らせたため、弱者使用前提の武術・転掌の技法がそのまま貫かれている。

宮女開祖は、後宮を出宮したのち、福建省において普及活動をする。本場北京で八卦掌と名前が変わったことに合わせその名に合わせ、董師から指導された数々の技法をまとめ、転掌式八卦掌とする。しかし時代の流れに抗するその技術体系ゆえ、転掌式八卦掌は楊家後代のみが習う家伝武術と化し、歴史からその名を消してしまう。

後宮在宮時、指導の中で董師より指導を受けたいくつかの変化型をまとめ、主要転掌式として整理。董先師より伝えられた武器術を「転掌刀」「双身槍」「遊身大刀」「双匕首」「連身藤牌」と明確に命名し、基本型を整理する。

教授料

入門費:5,500円(税込)

教授料:月額制 8,800円(税込)

全国キャラバン指導時の参加料:2,200円(税込)※その地方における指導時、何度受けても2,200円なので、出来る限り参加すること。

料金の支払い方

月謝・入門費は、以下の指定口座に事前に支払うこと。

毎月27日までに、下記指定口座まで教授料をお支払い下さい。※振込手数料は、門下生にて負担すること。

  • 銀行名:三菱UFJ銀行
  • 支店名:知立(ちりゅう)支店(店番号・412)
  • 預金種別:普通口座
  • 口座番号:1213489
  • 口座名義人:ミズノ ヨシト

全国キャラバン指導時は、指導を受ける前に、直接、現金で、お釣りの無い状態で、指導者に手渡すこと

指導の受け方

オンライン全国道場のページに、学習すべき課題を、説明文と共に掲載します。門下生はそれを見て学習してください。 新着情報を常に見ること。館長によるブログ更新、館長による動画のupの際は、それを閲覧し、学習の参考としてください。 添削は、月に4回まで受けることができます。一動画提出につき、2つの課題技のみとなります。館長・もしくは弊館所属掌継人の添削により、アドバイスをしますので、学習の参考となさってください。 動画を送る際は、弊館メールアドレス「shiroikukmoajisai@gmail.com」まで。顔は、マスクをつける、サングラスをつけるなどして、顔が分からないようにしてお送りください。

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