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八卦掌基本歩法1「擺歩(はいほ)」:人・自分を守るための第一歩。護衛護身武術「八卦掌」基本講座

ハイ歩は、扣歩とともに八卦掌を遊撃戦スタイルせしめる歩法です。

私は八卦掌を中学生の時に始めた(その時は本で独学)のですが、動画というものがなかったあの当時でも、練習することでその有効性というものをかんじていました。

扣歩〜ハイ歩、もしくはハイ歩〜扣歩へとつながる動作は、八卦掌の技の動作をよく見ると、あらゆるところで見られます。

以前動画であげた半斜翻身は、敵の側面に半斜するときは滑らかなハイ歩、そして敵に近づいて一発目の穿掌を打つ際の歩法も、後方から途切れることのないハイ歩で前に出し、最後の2発目の穿掌を打つ際は、扣歩で接近しています。

走圏に取り組むことで得られる効果はなかなか実感できないのに対し、扣歩ハイ歩とその連動練習の成果はすぐに感じられるため、初心のうちにぜひ取り組み、修行の勢いをつけてもらいたいとおもっています。

歩法の一つとして区切ってしまうと、移動手段の一つとなってしまいますが、ハイ歩で特筆すべきは、攻撃と防御能力の高さです。

ハイ歩は扣歩よりも動作が大き目で、大きいということは力を出しやすい動きであるということです。

力が出しやすいということは、防御面では、蹴り技などの破壊力のある攻撃を真向から受け止めることができ、攻撃では、相手の脚を砕き得る斧脚をぶつけることを可能にします(斧脚も足腹部を前に出す動作のため、ハイ歩動作の中で違和感なく放つことができる)。

敵の目前で半斜しつつハイ歩で受ける防御は、考えていたのでは間に合いません。無意識に行うことができるくらい繰り返し、身体に染み込ませることが重要です。

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八卦螺旋功1龍玉遊掌:人・自分を守るための第一歩。護衛護身武術「八卦掌」基本講座

八卦掌は螺旋の拳法でもあり、老八掌を習うまでの間は、八卦螺旋功のような基本功でもって螺旋の勁力を養っていきます。

龍玉遊掌は螺旋功の代表的な練功法です。八卦掌水式門で指導している八卦螺旋功は、以下の4つです。

  • 龍玉遊掌
  • 分開旋掌
  • 翻身旋掌
  • 左右分掌

 

龍玉遊掌は、後ろに手を回す動作からスタートする「後ろ回し練習法」と、前方向へかき分けるような動作からスタートする「前回し練習法」があります。

最初は片手で螺旋の意識と正しい動作を学び、のちに両手同時に行います。

型通りの用法としては、後ろ回し練習法は、①後方に手を回して防御し、②はたいて打ち、③反動を利用して手刀攻撃や平穿攻撃をする、です。

前回し練習法は、①跳ね上げて防御し、②かぶせて打ち、③かき分けながら攻撃する、です。

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「穿掌」なんかで打ったら、突き指しませんか?

初学者がいきなり穿掌を放つことは無理があります。八卦掌水式門における穿掌は、私より2代前の師である、馬伝旭先生の考えにのっとっています。

つまり、走圏における下搨掌の姿勢で、指を目いっぱい反り返るくらいまで伸ばし、意識と力を指先のみに集中させる練習(くせ)をすることで、強い指先が出来上がるからです。

その状態となって初めて、ちゅうちょなく穿掌を相手に向かって放つことになります。

いくらこの練功法をとっても、木や鉄などの固いものを打つことはできません。試し割りなどは八卦掌では行いません。

あれはデモンストレーションの意味合いが強く、実戦では重要ではないからです。

よって、鉄砂掌や少林鉄観指などの、固いものを打って指の強さを得る練功法もしません。

これらの練功法は、効果も上がるのは高いが、日常生活に大きな影響(マイナスの影響)もあるため、現代社会を生きる私たちには現実的な練習とならないからです。

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水式門には、「拝師制度」があるのですか?

八卦掌水式門が門下生を「八卦掌第7代」と「水式門第2代掌継人」と公認するには、掌継人の候補となる必要があります。

当該門下生が基本科を修了して遊撃戦本科に進み、かつ、本人が掌継人となることを希望し、その後、遊撃戦本科で一定の技術レベルを得た場合に、代表が面談のうえ人格を見定めたうえで掌継人の候補とします。

掌継人の候補となるのに、特別な儀式を行うことはありません。また、金銭的な負担を強いることもありません。

掌継人となった後、八卦掌水式門が公認したと証する「公認証書」を発行する際、発行事務手数料として2,200円(税込)をいただく程度です。

八卦掌水式門では、門外不出の秘伝などはなく、かつ、当門の中核技術である対多人数遊撃戦技術は、基本科の早い段階から習い始めます。よって、門下生の選別をして門下生ごとに教授内容を変える意味があまりありません。

皆さんは早い段階から対多人数遊撃戦技法を学び、身体で覚えしまいましょう。

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