転掌八卦門の開門にあたって、伝統門の矜持を保つためにいくつかの刷新を図ることにしている。
もっとも重要なことが、幽霊門人の排除である。コロナ禍以前の、純然たる伝統門に戻すため、現在正式門人であれど何らアクセスや練習会等に参加しなくなって、練習をしていない者は、門人としての身分を止めることにした。
門人については、練習し続けることを誓約事項としているため、門に所属しているだけで練習しているかどうかも分からない者に、転掌八卦門の門人の立場をそのままスライドさせることはできない。
八卦掌水式塾・八卦掌水式門の本科開催時代に門人となり、弊館が北陸へ移転後何らアクセスしていない者は、転掌八卦門の門人としての立場を無条件にスライドさせることはない。転掌八卦門においては、各自の定期的な練習こそ、最大の門人の資格要件であるため、転掌八卦門でも門人としての立場を維持したい者は、決意と今の技術のレベルと示すこと。
練習しているかどうかは、私は一目見て分かるものだ。長年にわたり多くの人間を見続けているが、拳法に真摯に向き合っている者は、ごくわずかであった。転掌八卦門では、練習しない者に門人としての立場を認めることはない。
