八卦掌は螺旋の拳法でもあり、老八掌を習うまでの間は、八卦螺旋功のような基本功でもって螺旋の勁力を養っていきます。
龍玉遊掌は螺旋功の代表的な練功法です。八卦掌水式門で指導している八卦螺旋功は、以下の4つです。
- 龍玉遊掌
- 分開旋掌
- 翻身旋掌
- 左右分掌
龍玉遊掌は、後ろに手を回す動作からスタートする「後ろ回し練習法」と、前方向へかき分けるような動作からスタートする「前回し練習法」があります。
最初は片手で螺旋の意識と正しい動作を学び、のちに両手同時に行います。
型通りの用法としては、後ろ回し練習法は、①後方に手を回して防御し、②はたいて打ち、③反動を利用して手刀攻撃や平穿攻撃をする、です。
前回し練習法は、①跳ね上げて防御し、②かぶせて打ち、③かき分けながら攻撃する、です。