いじめ護身部|代表・水野のプロフィール
なぜ「いじめ護身部」を開いたのか|戦いはまだ続いているから
勇気をもって立ち上がろうとしている君へ、気取ったりしないで、なぜ、「いじめ護身部」を開いたのか、隠さずに話したいと思う。
いじめの暴力に、負けてしまった私だった。でもなんとか気持ちを持ち直し、立ち上がり、ここまでやってきた。そして・・・この戦いは終わっていない。
私も、君と同じなんだ。時に下を向き、時に気持ちが高揚したかと思えば、また下を向き。自信満々だったんじゃない。
一緒に戦う仲間・・君へ、あなたへ。いじめ護身部最初のメッセージとして、「いじめ護身部」を開いた理由を、話したい。ぜひ聞いて欲しい。
なぜ「いじめ護身部」を開いたのか|戦いはまだ続いているから のページへ
いじめ護身部知識編|取り返すための前提知識
弱者が強くなるために、なぜ八卦掌が適しているのか?その理由
数多く存在する武道・武術。その中から、なぜ八卦掌水式門の代表は、中国拳法の八卦掌を選び、それをずっと練習し続けてきたのか?なぜ八卦掌が、弱者が強者に立ち向かうために有効なのか?
これからいじめに立ち向かうために練習を始める君(人)に向けて、実際にいじめに立ち向かった少年の実例も交えて、詳しく語る。
取り返そうとしている君の背中を、強く押す。
弱者が強くなるために、なぜ八卦掌が適しているのか?その理由 のページへ
弱者生存武術・八卦掌から学ぶいじめ護身術における「構え方」
いじめを受ける中で、実際に加えられる暴力をやりすごすための第一歩である、相手と接触するまでの間の動作、あえて分かりやすくするために言えば「構え」の動作を解説する。
いじめ集団による複数人からの攻撃、もしくは体格差などで己より優位な者からの暴力に対して、最も実戦的で、誰でもとりやすいのは「自然体」である。
このページでは、自然体のとり方と、自然体を用いた戦い方について詳しく説明していく。
弱者生存武術・八卦掌から学ぶいじめ護身術における「構え方」 のページへ
いじめ・暴力に立ち向かう単招式の学び方
いじめの過程で行われる集団による暴力に対し、どのように身体を使って攻撃を防ぎ、もしくは反撃するか?
後ろ敵に対する対処法は、単換掌の術理によって克服される。しかし前敵に対しては?その課題に応える暴力撃退と敵の囲み突破・振り切りの基本の「型」が単招式である。
「順勢掌の術理」たる「前敵スライド回避攻撃対敵身法」。清朝末式八卦掌において、護衛術として成り立たせるための、電撃攻撃にもつながる、前敵対処型の練習法を、ここで説明したい。
いじめ・暴力に立ち向かう単招式の学び方 のページへ
いじめ護身部実技編|取り返すための技術解説
教程1:遊撃戦で戦うことができるための歩法を学ぶ
いじめを受ける中で、実際に加えられる暴力に立ち向かうための技術を解説する。
立場や力の弱い者が戦うための基本である移動しながらの防御・攻撃である遊撃戦の理論と技術、練習方法を徹底的に解説する。
教程1:遊撃戦で戦うことができるための歩法を学ぶ のページへ
教程2:対多人数攻防時「捕まらない」を実現する歩き方・基本姿勢
からだの固まらない「ゼロ」の状態の「基本姿勢」を維持し、滑りにくく緊急時に対応しやすい「ショウ泥歩」で移動する。このふたつを理解し、練習に移ることができるための知識・方法論・練習方法を紹介する。
最初はゆっくりでいいので、とにかく実際に歩いて、姿勢と足の運び方法をからだで覚えていこう。難しい話はなしにしよう。一刻もはやく動作を覚え、速いテンポによる足の運びで練習をしていく。
持続可能なスピードで長く歩き、ふくらはぎ、内転筋の筋持久力と心肺機能を鍛える現実的練習を繰り返していく。
対多人数攻防時「捕まらない」を実現する歩き方・基本姿勢 のページへ
教程3:斜め後方スライド身法|強者の力とぶつからない弱者護身術身法
弱者が、体格がいい敵・複数いる敵と戦う際の基本は「下がる」ことです。
しかし、ただ「下がる」だけでは、力任せの攻撃を避け続けることはできません。
後退スライドすることで、敵と力がぶつかる事態を回避でき、結果、力任せの攻撃をかわし、その場からすぐ離れることで捕まるのを避けることができます。
後退スライド身法は、後ろから迫る敵をかわす際に生じる『「勢い」の減退』を最小限に食い止める知恵の結晶なのです。
移動速度の遅い「横歩き」を避け、前方向移動を後退スライドで保つことで、勢いを落とさずに敵中を駆け抜けることができます。
対斜め後方スライド身法|強者の力とぶつからない弱者護身術身法 のページへ
教程4:安定強固な体軸と安全な間合いの確保能力を得る「走圏」練習
八卦掌で強くなるためには、「走圏」という基本練習を長く取り組んでいく必要がある。度の態勢からでも打ち、逃げることができる強固安定した体軸と、安全な間合い確保能力を得るためである。 この基本練習で得られる技術・体裁きは、八卦掌の中核技術である「単換掌理」技法の土台となる。
「とても難しい練習なのだろう」と思ってしまうかもしれないが、そうではない。決して簡単ではないが、あまり難しく考えず、まず取り組んでみればいい。取り組むための詳しい解説を読み、早速実践してほしい。
教程2:安定強固な体軸と安全な間合いの確保能力を得る「走圏」練習 のページへ
教程5:単招式・平穿掌|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説
いじめと戦う際の「攻撃」の練習として、最も最初に取り組んで欲しいのが、この「平穿掌」である。基本型を見てわかる通り、動作が大きく思い切り練習ができるため、習い始めの君でも威力を出すことができる。
平穿掌を練習することで、敵の横を通り抜ける身体操作法を学ぶこともできる。いじめと戦う時、ほとんどの場合相手は複数だ。複数相手に、複雑な技などできない。平穿掌・双按連捶・遊歩連捶、そしてこの3つをつなげる翻身拍打で十分対応できるようになる。
この「平穿掌」で、体格の不利な君が、複数の敵に捕まらないで動き回ることができる身体操作法、「前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)対敵身法」を学びはじめよう。
『単招式・平穿掌|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説』へ
教程6:単招式・双按連捶|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説
二回の按(おさえつける動作)で敵の突き攻撃を抑え込み、その腕の上から側頭部目掛けて捶打しつつ通り抜ける技となります。「おさえつけて防御」というシンプルな動作ゆえ、初学者でも理解しやすい攻防一体型の技となる。
いじめ護身部で指導する実戦基本技の単招式「双按連捶」は、双匕首(八卦掌版ナイフ)の基本攻防がもとになっている徒手基本技。
二回の按(おさえつける動作)で敵の突き攻撃を抑え込み、その腕の上から側頭部目掛けて捶打しつつ通り抜ける技。
「おさえつけて防御」というシンプルな動作ゆえ、初学者でも理解しやすい攻防一体型の技。
「単招式・双按連捶|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説」のページへ
教程7:単招式・遊歩連捶|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説
敵に追われた際において、身をひるがえして逃げ、逃げた先でボーっっと見ていた敵に奇襲攻撃を仕掛ける対多人数想定の電撃技である。
対多人数を想定して、徹底した移動遊撃戦を展開する、八卦掌ならでは型。君に、中国拳法・八卦掌の強力な技術を、ここで教えたい。
動作は大きく、細かいところにさほど気をつかわないこと。動画をよく見て、まねるところからスタートしよう。
身をひるがえした先で立ちはだかる敵には、平穿掌・双按連捶(もしくはその簡略型の「一按一捶」)、そしてこの「遊歩連捶」の3つをマスターしておけば十分である。
『単招式・遊歩連捶|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説』へ
教程8:単招式・翻身拍打|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説
八卦掌護衛護科で指導する実戦基本技の単招式「翻身拍打」は、遊撃戦渦中において側面や斜め後方から迫る敵へ、身をひるがえして攻防対応する際に用いる基本技です。
推磨式走圏で円孤を回り、身を翻す動作を繰り返す単純なものだが、技の動作自体が遊撃戦八卦掌の三大発力の一つ「翻身発力」であり、攻撃方法と身法を学ぶことができる重要基本技となっています。
『単招式・翻身拍打|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説』へ
補助的単招式解説|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説
単招式「胸前換手」は、双短棒の防御入身法を徒手で行う防御攻撃一体の基本技。刃がついていない武器に対抗する手段の一つ。
対多人数遊撃戦渦中において敵の側面を通り抜ける際、斜めから敵に入り胸前で突き攻撃を避けて(受け流して)、斜進しながら手刀を打って去っていくのが主な使用方法となる。
刀や棒における通り抜け斬り(打ち)にも使用できる使用用途の多い動きとなっているため、武器術練習段階に至っても練習する技となる。
単招式「斜進サイ掌」は、八卦双匕首における体側下方斬り(逆袈裟斬り)の軌道で掌底を斜め下外方向へねじりながら打ち下ろす技です。半斜進しながら打つ練習をする。
通り過ぎる際の最後の技として、もしくは、転身動作起動時の扣歩による振り向き動作ついでに放つことができるため、他の敵が迫っていてその場から速やかに離脱移動したい場合に役立つ。
単招式「滑歩外転」は、対多人数戦において後方や側面からの敵に追い詰められそうになった時、走るように駆け巡る「滑歩(かっぽ)」を用いて、敵の集団の外を大きく回って攻撃を回避することを主な目的とする技。
目の前の敵に見せかけの攻撃をし、大きく回ってから意表を突き攻撃する目的もある。
『補助的単招式解説|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説』へ
八卦掌水式門ブログ「いじめが辛い君へ」メッセージ集
八卦掌水式門のブログには、『いじめに苦しむ君へ贈る、勇気が出るメッセージ集。 』がある。
水式門の八卦掌や他の武術で「強くなる、現状を変えてみせる」と勇気を出して立ち上がった未来の達人の背中を押す『メッセージ集』だ。
八卦掌で強くなるために必要なのは、たった一つ。
「行動し続けること」。シンプルで勇気の湧くメッセージをつづった。
私も、いじめから大切な人を守るために戦った君と同じ仲間。その戦いは、今もこのように続いている。いっしょに戦う仲間の熱い想いに、しばし耳を傾けてほしい。
八卦掌水式門ブログ「いじめが辛い君へ」メッセージ集・目次 のページへ
弱者生存の護衛護身武術を極めたい方へ~清王朝末期頃のままの八卦掌「清朝末式八卦掌」を国内で唯一伝える水野先生の道場「八卦掌水式門」入門方法
1.八卦掌水式門~清朝末期成立当時の原初スタイル八卦掌「清朝末式八卦掌」を国内で唯一指導する稀代の八卦掌家・水野先生の道場
八卦掌水式門で八卦掌第7世を掌継させていただいた、掌継人のsと申します(先生の指示で仮称とさせていただきます)。掌継門人の一人として、八卦掌水式門の紹介をしたいと思います。
八卦掌水式門は、清朝末期成立当時のままの原初スタイルの八卦掌「清朝末式八卦掌」を国内で唯一伝える八卦掌専門道場です。「単換掌の術理(単換掌理)」による「弱者使用前提」・「生存第一」の技術体系からぶれず、成立当時の目的を一心に貫く伝統門です。
八卦掌第6世の水野先生の伝える八卦掌は、強者使用前提・対一人・対試合想定の近代格闘術的八卦掌が主流となっている現代において、対多人数移動遊撃戦による弱者使用前提の撤退戦を貫いた極めて異色の存在となっています。
先生の伝える八卦掌の最大の特徴は、「単換掌の術理(水式門で先生は、「単換掌理・たんかんしょうり」と略して指導しています)」に徹している点です。
「単換掌の術理」とは、敵と接触を極力さけ、敵の力とぶつからない斜め後方へスライド移動しながら対敵対応をする、「相手次第」を排し「自分次第」にシフトした術理です。
間合いを取り、敵と力がぶつからない場所へ移動しながら「去り打ち」することを正当な戦法としているため、女性やお子さん・お年を召した方にとって極めて現実的な護身術となっています(※よって水式門では、私を含め、女性の修了者さんが多いです)。
単換掌の術理を理解するには、修行の初期段階に、術理に熟練した指導者による対面での練習を通して対敵イメージをしっかりと構築することが必要不可欠、だと先生は言います。
『八卦掌は「勢(せい)」が命の武術。前に向かってひたすら進み続けることで勢を維持せよ。後ろ敵は勢があれば追いつけない。横敵には単換掌の術理・斜め後方スライドで対応せよ。電撃奇襲をすることで、守るべき人に手を出させない、囮(おとり)護衛による中国産護衛護身武術なんだ』は先生の「口癖」化した説明ですね。
相手の侵入してくる角度や強度、そして敵動作に対する自分の身体の使い方を、先生の技を受け、または先生を試し打ちをしながら自ら身体を動かして学んでいきます。 先生は、「私の技を受けるのが最も上達する近道となる。しっかりと見てイメージを作り、独り練習の際、そのイメージを真似するんだぞ。」と語り、常に相手になってくれます。 それは初心者には果たせない役割。水式門では、先生はいつでも技を示してくれます。相手もしてくれるし、新しい技を指導するとき、使い方もしっかりと見せてくれるから、一人の練習の時でも、イメージが残るのです。
よって最初から全く一人で行うことは、リアルな敵のイメージが分からない点から、大変難しいものとなります。この問題は、私がこの場で、先生の指導を受けたほうがといいと強くすすめる理由となっています。
私も石川県在住時は遠隔地門下生でした。先生が富山に来たときは、集中的に相手になってもらいました。石川県という遠くであっても、先生の教え方のおかげで、ブレずにここまで来ることができました。
単換掌の術理に基づいた弱者生存第一の八卦掌を指導する八卦掌の教室は、日本国内では水式門だけです(それか、公にしていません)。
弱者使用前提がゆえの現実的方法で自分を守る武術に興味がある方。力任せの攻撃にも負けない護身術や八卦掌を極めたいと思う方は、水式門の扉を叩いてください。水式門なら、弱者が生き残る可能性を生じさせる八卦掌中核技術を、明快に学ぶことができます。
2.八卦掌水式門は、仮入門制の有る純然たる「伝統門」道場
八卦掌水式門は、代表である水野先生が、八卦掌第5世(梁派八卦掌第4世伝人)である師より指導許可を受けて門を開いた、純然たる「伝統門」です。それゆえ、入門資格を満たしているかを判断する仮入門制(仮入門期間中の人柄・態度を見て本入門を判断する制度)を、入門希望者すべての方に例外なく適用しています。もちろん私も仮入門期間を経て本入門しました。
水野先生が指導する八卦掌は、綺麗ごとのない護衛護身武術。一部に当然殺傷技法が伝えられ、昔の中国拳法と同じく実戦色が強い八卦掌。誰それ構わず指導することはいたしません。
特に先生は、拳法を始めた動機も真剣。他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまい、それで人が傷つけられてしまう事態を招くことを、心から心配しています。
よって各科に掲載された「入門資格」を満たした人間だと判断した場合にのみ、先生は本入門を認め、受け継いだ技法をお伝えしています。「八卦掌の伝統門として、門が負うべき当然の義務と配慮」。これも先生が常に話す口癖ですね。
水式門には『弱者生存の理で貫かれた護衛護身術「八卦掌」を日本全国各所に広め、誰もが、大切な人・自分を守る技術を学ぶことができる環境を創る』という揺るぎない理念があります。
先ほども触れたように、他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまうことは、技法が濫用され第三者が傷つく事態を招き、理念実現に真っ向から反する結果を生んでしまいます。
水野先生は、門入口を無条件に開放して指導し門を大きくすることより、たとえ仮入門制を設けて応募を敬遠されたとしても、他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまう事態を避けることを重視しています。
ここまで書くと、なかなか入ることのできない難しい道場だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。仮入門制はありますが、一般的な常識と礼節、思いやりがあれば、心配する必要は全くありません。
指導を受けてみれば分かるのですが、先生はいつも、門下生のことを考え、熱心に指導してくれ、怒鳴ったりもなく、笑顔です。安心してください(無礼な態度や乱暴なふるまいには、ベテラン・初心者関係なく厳しいですが)。
仮入門期間を経て本入門となった正式門下生には、「誰もが大切な人、自分を守ることができる清朝末式八卦掌」の全てを、丁寧に、熱心に、真剣に教えてくれます。
迷ってるあなた。水式門には、積み重ねるならば、弱者と言われる者でも高みに達することができるシンプルで明快な技術体系があります。先生の温かく熱心な指導で、「守る」強さを手にしてみませんか。