トップページいじめが辛い君へ~取り返しにいこう。「八卦掌式対暴力五型」>教程2:「走圏」を練り八卦掌の総合的実力を底上げしていく

教程2:「走圏」を練り八卦掌式対暴力五型の総合力を底上げしていく

八卦掌で強くなるためには、「走圏」という基本練習を一生をかけて取り組んでいく必要がある。この基本練習で得られる技術・体裁きが、八卦掌で戦ううえで欠かすことのできない土台となるからだ。

そう書くと、「とても難しい練習なのだろう」と思ってしまうかもしれないが、そうではない。決して簡単ではないが、あまり難しく考えず、まず取り組んでみればいい。「先(ま)ず歩け」である。

走圏が要求する手の形、頭の置き方、何をとっても、要求される姿勢を維持するだけで大変である。しかし毎日少しづつ、姿勢を守ろうと意識しながら進めていけば、要求する姿勢をだんだん長くできるようになり、動きが素早くなってくる。指の先に、自然と充足感が満ちてくる。

この教程では、走圏の正しい取り組み方と練習方法、その工夫、および多人数戦になった時の活かし方を教えていきたい。

走圏の練習方法

下搨掌(かとうしょう)で行う走圏

 八卦掌の練習過程において、最も重要視されているものが「走圏」である。時計回り・反時計回りで、同じ時間づつ歩き続ける練習である。特定の八卦門の中では、「百聞は一見に如かず」を「百練は一走に如かず」に言い変えるくらい重要視されている練習法である。

 ほとんどの八卦掌の門派が、この「下搨掌」の姿勢で走圏を行わせる。初心者にとって、下搨掌が筋肉的に最も楽な姿勢なので、この姿勢で要求を満たすように練習をするのである。

必ず両方向で回る時間を同じにする

 走圏はまず最初に、反時計回りの方向で回り始める。そして、一定時間、例えば15分歩いたならば、今度は時計周りでまた15分歩く。動画では時間の関係上、反時計回り方向で約24歩歩いた後に方向を変え、今度は時計回りで再び約24歩歩いて終わっている。

 このように、走圏では、両回りそれぞれ同じ時間(又は同じ歩数)で歩くようにすることが大事である。なぜなら、実戦の場では、どちらの方向に歩を進めることになるかが分からず、仮にどちらかの方向に移動することが苦手となっていたら、スムーズな足の運用がそこで阻害されるからである。

 つまり、歩を進めるにあたって、苦手な方向を作らないようにする、ということなのである。意識せずとも、どの方向にも同じスピードで移動できるようにしておくことが、遊撃戦を成功させるうえで大事なことである。

頭・腕・手を含めた上半身の姿勢にはすべて意味があるため、姿勢の要求を守ること

 走圏時の上半身の姿勢に注目をしていただきたい。君が練習をするときは、動画中の上半身の姿勢を守っていただきたい。

両手の指は、目いっぱいに伸ばす

『目標物を立てて敵のイメージを作る』の説明画像

 両手は、てのひらを下に、手の甲を上にし、両手指は全指を目いっぱい伸ばし開き、反り返るくらいまで伸ばす。そして両手指を向き合うようにする。

 両手指のこの要求を維持し続けることは、大変きつい。指先もきついが、肩周辺もきつくなる。おそらく最初は、5分ですら耐えることができないであろう。しかしトライと休息を繰り返しながら維持する時間を延ばしていこう。5分できるようになると、時間はどんどん伸びていく。20分維持することができるようになる辺りから、効果が現れはじめる。

 なぜこのようなことをするのか?その効果と併せて、説明しよう。

 熱心に姿勢の維持に努め続けると、指先だけに疲労感が残るだけで、肩は疲労を感じなくなるであろう。姿勢維持のためだけの力だけが残り、それ以外の無駄な力みは消えていくからである。

 その状態になると、繰り出す技に変化が生じてくる。腕を振る時に、指先だけに力(充実感)が残り、力まずとも腕を効率よく振ることができる。糸の先に重たいモノを結んで回すのと同じである。根本部分には力はなく、先だけが重たいので、早く、威力のある状態で振ることができるようになる。

 八卦掌では、指先を開いた状態での手刀や掌打ち、腕つかみを頻繁に行う。指先周辺にだけ力が込められていると、その手刀は相手の腕を麻痺させ、掌打ちは相手をふっとばし、腕をつかめば一瞬で相手の姿勢を崩すことになる。

推磨掌(すいましょう)で行う走圏

免責事項

 弊サイトは、利用者がサイト内に掲載された情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。

 サイト内における理論解釈等の説明は、管理人が学習過程における研鑽によって得たものからなされるものであり、その内容は他の流派の理論等を否定するものではありません。

 現在国内外において、多くの流派の高名で技術の高い伝承者の先生方が御指導を展開されておられます。あくまで当サイトの内容は、一つの考え方として利用していただけたら幸いです。