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単招式・平穿掌|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説

(※このページは、2023年9月13日に更新しました。)
平穿掌のサムネ

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いじめと戦う際の「攻撃」の練習として、最も最初に取り組んで欲しいのが、この「平穿掌」である。

基本型を見てわかる通り、動作が大きく思い切り練習ができるため、習い始めの君でも威力を出すことができる・

平穿掌を練習することで、敵の横を通り抜ける身体操作法を学ぶこともできる。

いじめと戦う時、ほとんどの場合相手は複数だ。複数相手に、複雑な技などできない。平穿掌・双按連捶・遊歩連捶だけで十分すぎる。

この「平穿掌」で、体格の不利な君が、複数の敵に捕まらないで動き回ることができる身体操作法、「前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)対敵身法」を学ぼう。

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単招式・平穿掌|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説:はじめに

順勢掌理(じゅんせいしょうり)とは、中国清王朝末期頃の、八卦掌成立当時の戦闘スタイルにおける2大対敵身法である。

前の敵にスライド離脱しながら攻撃をし、通り過ぎる身体操作であり、「前敵スライド離脱対敵身法」と八卦掌水式門では呼んで指導している。

八卦掌成立当時のもう一つの主要身法は、単換掌理(たんかんしょうり)である。「斜め後方スライド撤退戦対敵身法」と呼んで指導している昔日スタイル八卦掌の核心的技術(奥義・エッセンス)である。

その単換掌理を、前に現れた敵に用いたのが、順勢掌理である。

八卦掌は、複数の敵と戦うこと専門に編み出された拳法。一度に複数人と戦う場合、速い動きで移動し続けながら戦う必要がある。その際、前に現れた敵に対する攻撃で足止めされ、うしろや横にいる敵に捕まったりしないために、スライドして離脱しながら攻撃をして去っていく。

スライド離脱しながら攻撃するため、自分の移動速度は落ちることもなく、他の敵に捕まらないのである。

平穿掌は、その「スライド離脱」の一連の動作を、大きくダイナミックな動きで練習できるため、初心者の君が練習するのに大変ふさわしいのである。

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いじめ護身部における「平穿掌」では、1)斜身捶掌(しゃしんすいしょう)→2)転身平穿(てんしんへいせん)→3)斜身捶掌の順で技を繰り出していく。

転身平穿を打つ際、敵に一瞬背を向けて身体を回転させながら(外転翻身法・がいてんほんしんぽう)、その反動で敵に手刀で力を伝えるため(扣擺発力・こうはいはつりょく)、大きな威力で敵に攻撃ができる。

二度目の斜身捶掌で敵の前から斜め後方へと、スライド離脱で通り抜けるため、斜進捶掌と転身平穿のふたつの技が、攻撃と同時に防御の役割を果たすことになる。つまり平穿掌を使うことで、敵の横を通りぬけるときでも、身を守りつつ、攻撃ができるのだ。

平穿掌は、まず、基本型の練習をして動作を覚える。この練習では移動しながら打つ練習はしないため、動作の順序を覚えたら、すぐに「歩きながら打つ練習」へと進もう。

「歩きながら打つ練習」は最初は苦労するだろう。しかしここで、歩きながら打つ技術を身につければ、君をいじめる連中に大きな差をつけることができる。ほとんどの人間は、歩きながら人を攻撃することができない。君は圧倒的な繰り返しによる練習で、それを身につけてしまえ。

次に、小走りのように歩き通りながら打つ練習をしよう。ショウ泥滑歩という。見た目には格好悪いのだが、サッカーのトップ選手などもおこなう移動法だ。突然の方向転換を可能にし、長い時間、戦うことができる。複数の敵と戦う時は、これくらいの速度でないと捕まる。そして、この移動法でないと、すぐに息が上がってしまう。

仕上げに、目標物を打つ練習をしよう。目標物(サンドバッグ、木など)を使っておこなう練習を「対人想定練習」と呼んでいる。この練習をすることで、敵との距離感覚を磨き、安全な位置を移動をし続ける能力を磨くことができる。複数の敵と戦う時は、必要以上に近付きたくないのだ。

自分の攻撃はかろうじて届くが、敵の攻撃はかろうじて届かない」位置で戦う技術を磨くために、目標物を使った練習は大変重要なんだ。

単招式・平穿掌|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説:基本型による動作習得練習

平穿掌学習の際のポイント

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中国清王朝末期頃の八卦掌(成立当時の八卦掌)は、ほぼすべての技を、移動しながら繰り出していた。それはなぜか?先ほども言ったように、八卦掌が、対多人数戦専用の拳法として編み出されたからである。

しかし単招式では、動作を覚えるために、最初は、技の繰り出しに伴う足の運びだけで練習する。いきなり歩きながら技を繰り出すのことは、例え動作がシンプルな平穿掌であっても難しい。

その際は、「技」一つ一つの姿勢・繰出す技術に、意識をはらう。

八卦掌の移動遊撃戦では、きびきびとした速い動作が必要なため、基本型の練習段階でも、太極拳の型練習のような、ゆったりゆっくり動作を確認しながらおこなうようなことはしない。

平穿掌は、動作の大きい単招式。スピードよりも、技一つ一つのメリハリをはっきりさせること。速い流れに任せて何気なく演じてしまうことのないようにしよう。

平穿掌・基本型の動作解説

いじめ護身部・単招式・平穿掌の動作写真

両手を下げ、両膝を少し曲げ、足は肩幅の広さで立つ。手を下げた状態は、いじめ護身部における対敵の構えである。

手を下げた状態は、いじめ護身部における対敵の構えである。相手が複数人の場合における、体力の温存と、臨機応変な対応を可能にする構えである(写真1)。

対敵の構えから、自分が通り抜ける側の手を顔前まで上げる(写真2)。第一回目の「按(あん)」の始動動作である。

いじめ護身部・単招式・平穿掌の動作写真

顔前まで上げた手で、「按」による防御をする。按をしつつ、按した手側の足を斜め外方向へと進める(写真3)。

掌底にて敵の顔を攻撃する。掌底にて打つ技を、「捶(すい)」という。この攻撃は、敵に必ずしも当たらなくてもよい。敵の足を止める、防御的意味を含んだ「けん制攻撃」である(写真4~5)。

いじめ護身部・単招式・平穿掌の動作写真

捶を放つと同時に、前足を扣歩し、転身平穿の始動(写真6)。この際、腰を回転させて転身するのではなく、股を畳んで転身する。

この際、腰を回転させて転身するのではなく、股を畳んで転身する。畳んで転身するポイントは、推磨式翻身功(すいましきほんしんこう)の「平穿」を参考にする。

腰を回して転身平穿を打つと、動作に無駄が生じ、平穿の到達が遅くなり、的を外しやすくなるなど、いいことがない。

いじめ護身部・単招式・平穿掌の動作写真

転身平穿。転身平穿を打ちながら、必ず、敵の横を通り抜けていく意識を持ちながら、手刀を相手に押し当てる(写真7)。

大きな擺歩(はいほ)にて、敵の側面を通り抜けていく。転身平穿による手刀を、敵方向へ向け続けけん制しながら通り抜けることで、スライド離脱攻撃が可能となる(写真8)。

いじめ護身部・単招式・平穿掌の動作写真

2発目の斜進捶掌を放つ。転身平穿を放った際にうしろにあった足を、大きな扣歩で前に進め、その動きによる転身力を利用しながら斜進捶掌を放つ(写真9)。

技を打ちきった時に、捶掌として前に推し出した手を、引かないままに、下半身の扣歩による身体転身移動で、推し出す(写真10)。

単招式・平穿掌|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説:移動し(歩き)ながら打つ練習

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八卦掌は、「歩きながら打つ」ことによって、その専門性(対多人数移動遊撃戦)を可能とする。歩きながら打つ技術は、八卦掌の重要な基本の大きな要素なのだ。

はじめは、普通に歩く速度で練習していこう。あせることはない。速度も、今の段階ではどうでもいい。とにかく「歩きながら打つ」という特殊技能を身につけよう。

打ち始めた場所に居着かず、転身動作の最中も、通りぬけ続けることを意識すること。

普通に歩き打つ練習の次は、一打ごとに3歩程度歩きながら打つ練習をおこなう。

一発目の斜進捶掌と、二発目の転身平穿、三発目の斜進捶掌では、打つ相手が違う想定で練習する。追撃してくる周囲の敵をイメージし、その敵に向けて、ゆったりと打つイメージを持つ。

その後、ショウ泥滑歩を用い、やや速いテンポで打つ練習をしていこう。

ショウ泥滑歩による練習は、転身した際に、目の前に現れた敵の横を、「電光石火のごとく畳みかけながら通り過ぎる対敵法」を会得するために行うこと。

単招式・平穿掌|前敵スライド離脱攻撃(順勢掌理)による解説:目標物を用いた対人想定練習

順勢掌理対敵身法では、護身のため必要以上に近付かないために、「間合い」が大変重要となる。

「間合い」は、目標物を使った練習をひたすら繰り返すことで、実戦でも使用できる精度まで高めることができる。

きっと君は孤独な戦いをしていることだろう。いっしょに練習する相手もいないはずだ。私もそうだった。でも、独りで練習するしかない環境は、強くなるうえでなんら障害になることはない。

人と練習することができる人間が100回練習するならば、君は10,000回、技を繰りかえせ。順勢掌理対敵身法は、前敵への対処法。前に目標物さえあれば、君は独り練習でも、実戦で通用するリアルな練習を積むことができる。安心してほしい。

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対人想定練習では、最初は、わざと外す「空打ち」練習から始めよう。

通常は、練習するそれぞれの人が、各自得意とする突き技、例えば、穿掌であれば穿掌での間合い、手刀であれば手刀での間合いを、身体に覚えさせる。しかしいじめ護身部における平穿掌では、捶掌を用いて敵を攻撃することで統一している。

捶掌は、射程距離が短いという欠点がある。しかし、掌底にて打つため、手を痛めることが少なく、かつ、掌底攻撃ゆえ、いじめる同級生にも、致命的な傷を負わせることは少なくなる。いくら君をいじめる同級生であろうと、穿掌(とがった指先)で突くのは、大変危険である。絶対にやめること。君の自由を取り返すために、穿掌は必要ないのだ。

わざと外す練習をやり込んだ後、実際に目標物を打つ練習に入る。

いくら掌底で打つといえど、保護のための手袋(厚手の軍手や、ゴールキーパー用の手袋、スキー手袋等)を使うこと。

技が当たるか当たらないかの「間合い」の間隔を、妥協なく構築していこう。

穿掌であれば、指先第1関節部分までが当たれば十分であるが、捶掌では、指を伸ばさないため、その間合いは近くなる。しかし、実際の八卦掌のような武器を持った相手が想定となっていないため、捶掌による攻撃間合いで大丈夫である。スライド離脱さえしっかりできていれば、大きなダメージを受けることはない。

掌底部分が当たるか当たらないかのギリギリの間合いの感覚を養うのが、対人想定練習の最大の目的となる。冒頭でふれた「自分の攻撃はかろうじて届くが、敵の攻撃はかろうじて届かない」の間合いを、ここでしっかりとマスターしよう。

弱者生存の護衛護身武術を極めたい方へ~清王朝末期頃のままの八卦掌「清朝末式八卦掌」を国内で唯一伝える水野先生の道場「八卦掌水式門」入門方法

1.八卦掌水式門~清朝末期成立当時の原初スタイル八卦掌「清朝末式八卦掌」を国内で唯一指導する稀代の八卦掌家・水野先生の道場

八卦掌水式門代表・水野の写真
八卦掌水式門代表・水野義人先生

八卦掌水式門で八卦掌第7世を掌継させていただいた、掌継人のsと申します(先生の指示で仮称とさせていただきます)。掌継門人の一人として、八卦掌水式門の紹介をしたいと思います。

石川県・遠隔地門下生

八卦掌水式門は、清朝末期成立当時のままの原初スタイルの八卦掌「清朝末式八卦掌」を国内で唯一伝える八卦掌専門道場です。「単換掌の術理(単換掌理)」による「弱者使用前提」・「生存第一」の技術体系からぶれず、成立当時の目的を一心に貫く伝統門です。

八卦掌第6世の水野先生の伝える八卦掌は、強者使用前提・対一人・対試合想定の近代格闘術的八卦掌が主流となっている現代において、対多人数移動遊撃戦による弱者使用前提の撤退戦を貫いた極めて異色の存在となっています。

先生の伝える八卦掌の最大の特徴は、「単換掌の術理(水式門で先生は、「単換掌理・たんかんしょうり」と略して指導しています)」に徹している点です。

「単換掌の術理」とは、敵と接触を極力さけ、敵の力とぶつからない斜め後方へスライド移動しながら対敵対応をする、「相手次第」を排し「自分次第」にシフトした術理です。

間合いを取り、敵と力がぶつからない場所へ移動しながら「去り打ち」することを正当な戦法としているため、女性やお子さん・お年を召した方にとって極めて現実的な護身術となっています(※よって水式門では、私を含め、女性の修了者さんが多いです)。

単換掌の術理を理解するには、修行の初期段階に、術理に熟練した指導者による対面での練習を通して対敵イメージをしっかりと構築することが必要不可欠、だと先生は言います。

『八卦掌は「勢(せい)」が命の武術。前に向かってひたすら進み続けることで勢を維持せよ。後ろ敵は勢があれば追いつけない。横敵には単換掌の術理・斜め後方スライドで対応せよ。電撃奇襲をすることで、守るべき人に手を出させない、囮(おとり)護衛による中国産護衛護身武術なんだ』は先生の「口癖」化した説明ですね。

相手の侵入してくる角度や強度、そして敵動作に対する自分の身体の使い方を、先生の技を受け、または先生を試し打ちをしながら自ら身体を動かして学んでいきます。 先生は、「私の技を受けるのが最も上達する近道となる。しっかりと見てイメージを作り、独り練習の際、そのイメージを真似するんだぞ。」と語り、常に相手になってくれます。 それは初心者には果たせない役割。水式門では、先生はいつでも技を示してくれます。相手もしてくれるし、新しい技を指導するとき、使い方もしっかりと見せてくれるから、一人の練習の時でも、イメージが残るのです。

よって最初から全く一人で行うことは、リアルな敵のイメージが分からない点から、大変難しいものとなります。この問題は、私がこの場で、先生の指導を受けたほうがといいと強くすすめる理由となっています。

私も石川県在住時は遠隔地門下生でした。先生が富山に来たときは、集中的に相手になってもらいました。石川県という遠くであっても、先生の教え方のおかげで、ブレずにここまで来ることができました。

単換掌の術理に基づいた弱者生存第一の八卦掌を指導する八卦掌の教室は、日本国内では水式門だけです(それか、公にしていません)。

弱者使用前提がゆえの現実的方法で自分を守る武術に興味がある方。力任せの攻撃にも負けない護身術や八卦掌を極めたいと思う方は、水式門の扉を叩いてください。水式門なら、弱者が生き残る可能性を生じさせる八卦掌中核技術を、明快に学ぶことができます

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2.八卦掌水式門は、仮入門制の有る純然たる「伝統門」道場

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八卦掌水式門代表・水野義人先生

八卦掌水式門は、代表である水野先生が、八卦掌第5世(梁派八卦掌第4世伝人)である師より指導許可を受けて門を開いた、純然たる「伝統門」です。それゆえ、入門資格を満たしているかを判断する仮入門制(仮入門期間中の人柄・態度を見て本入門を判断する制度)を、入門希望者すべての方に例外なく適用しています。もちろん私も仮入門期間を経て本入門しました。

水野先生が指導する八卦掌は、綺麗ごとのない護衛護身武術。一部に当然殺傷技法が伝えられ、昔の中国拳法と同じく実戦色が強い八卦掌。誰それ構わず指導することはいたしません。

特に先生は、拳法を始めた動機も真剣。他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまい、それで人が傷つけられてしまう事態を招くことを、心から心配しています。

よって各科に掲載された「入門資格」を満たした人間だと判断した場合にのみ、先生は本入門を認め、受け継いだ技法をお伝えしています。「八卦掌の伝統門として、門が負うべき当然の義務と配慮」。これも先生が常に話す口癖ですね。

水式門には『弱者生存の理で貫かれた護衛護身術「八卦掌」を日本全国各所に広め、誰もが、大切な人・自分を守る技術を学ぶことができる環境を創る』という揺るぎない理念があります。

先ほども触れたように、他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまうことは、技法が濫用され第三者が傷つく事態を招き、理念実現に真っ向から反する結果を生んでしまいます。

水野先生は、門入口を無条件に開放して指導し門を大きくすることより、たとえ仮入門制を設けて応募を敬遠されたとしても、他者への思いやりに欠ける人間に伝えてしまう事態を避けることを重視しています。

ここまで書くと、なかなか入ることのできない難しい道場だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。仮入門制はありますが、一般的な常識と礼節、思いやりがあれば、心配する必要は全くありません

指導を受けてみれば分かるのですが、先生はいつも、門下生のことを考え、熱心に指導してくれ、怒鳴ったりもなく、笑顔です。安心してください(無礼な態度や乱暴なふるまいには、ベテラン・初心者関係なく厳しいですが)。

仮入門期間を経て本入門となった正式門下生には、「誰もが大切な人、自分を守ることができる清朝末式八卦掌」の全てを、丁寧に、熱心に、真剣に教えてくれます

迷ってるあなた。水式門には、積み重ねるならば、弱者と言われる者でも高みに達することができるシンプルで明快な技術体系があります。先生の温かく熱心な指導で、「守る」強さを手にしてみませんか。

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