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練習時の緊急避難に備えた用意。実際に役立った経験より

(このページは、2022年11月20日に更新しました。)

八卦掌と危機管理術と融合させ、大切な人を「絶対防衛」するための『八卦掌式護衛護身法』。

平素よりの準備が、いざという時の最大の対策になります。準備は、平素の中でしかできません。有事の際にあれこれ対策を施すことなどできないのは当たり前であるが、平素に準備を行う人はごく少数です。

準備に特別な知識や経験はいりません。人の説明する有事に向けた準備を一読するだけで、十分実行に移すことができます。

実際の経験は重要ですが、実際の経験など、しないで済むならしないほうがいいのです。これ以後も危険な経験が訪れないことを願いながら、とりあえず、このページで触れた「緊急時の脱出のための準備」を実行してみてください。

緊急時後顧の憂いなく一目散に逃げるために

以前触れましたが、ずっと昔、中国拳法を教えてくれた先生が、「実戦の経験を積みたければ、練習は常に外でせよ」とアドバイスしてくれたことを真に受けて、本当に夜の公園で練習していました。

夜の公園なんて、今考えると本当に危ないんですね(危険回避の観点からすると、この行為は失格)。私がヒヤッとした経験の中で、夜の公園での出来事は、かなりの数になっています。

その時、怖い経験をし続けるうちに、緊急時の脱出について、真剣に考えるようになりました。

それは、最低限持って逃げるモノを、常に身につけて練習する。もしくは、最低限持って逃げるものを小さいポーチにまとめて入れておき、少しでも危ないと思ったら、すぐさまそれを身につける。

武器は短棒一つのみを、ポーチの横に置いておく。

準備の意味

まず先に、短棒を置いておく理由を述べます。双短棒だと、両方の手がふさいでしまい、不審者対応時に不便。相手が明らかに何かしらの暴力手段を持って襲い掛かってきているなら、

双短棒の方がいいが、そうでない場合、片方の手が空いているのは、色んな意味(例えば挨拶のジャスチャーや、感謝のジェスチャーなどを行うことで、相手を刺激させない)で、対処法の選択肢が広がります。

また。二つの双短棒の内の一つでも敵に奪われたら、相手の脅威度が格段に上がってしまうため、そのような事態を避ける意味もあります。

双短棒を置いておき、人が来たら「和太鼓の練習です」なんて言う手もあるでしょうが、現実的ではないですね。

最低限のモノを常に身につけておくことは、短棒での対処よりもはるかに有効な危機管理的準備です。一人でいる場合なら、それをもって一目散に逃げてしまえばいいのです。

しかし現在は、必要なものが増えました。スマートフォンの普及で、スマホでビジネスなんて、人も増えたでしょうから、練習場所にスマホを持っていく人も多いでしょう。私も練習時の音楽を得るために、常にスマホは持ち歩いていますから。

スマートホンは、今や個人情報の一大集合体であり、仕事の大事な道具にもなっています。そのようなスマホを壊されたら、あなたはロシアよりも速くに干上がってしまうでしょう。

私がスマホを持っていないときは、短パンのカギ入れに、車のカギ(家の鍵も付いている)だけを入れて練習していたのですが、携帯電話で仕事上の連絡ができるようになってから、電話の入れ場所に悩むようになりました。

そこで考え出したのが、小さいポーチに、財布とスマホを入れる手法です。このようにまとめておけば、有事の際は、迷うことなくエスケープを実行できます。

対策が役に立った実例

夜の公園で、高校生三人組(一人はおそらく中学生女子)の男の子二人が、走圏の練習時に絡んできて、横で様々なちょっかいを出してきたことありました。

奥の施設では、その仲間と思わしき集団おそらく10人くらいが、バイクを吹かしながら集っています。

しばらく無視をしていたが、男子の一人が私の脚部に棒を突いてきたんですね。それが脚に当たったため、すぐさま男子二人に対処して、例のポーチを持ち、家に一目散に走りだしました。

少しして、爆音がより一層響き、バイクが走り出す音。おそらく、異変に気付いた仲間が、私の居た場所に来て、その後私を追跡してきたのでしょうね。

あの時、ポーチだけでなく、それ以外のモノ(バックパックや水筒、木製槍)を持って帰ろうとしたら、遅れ、かつ目立って逃げ切ることができなかったかもしれません。

このような準備は、日ごろから、有事の際の成り行き性を考えておかないと、実行できるものではありません。

今回の話は、八卦掌の技法とは直接関係の無い話だが、例えば八卦掌の技法一つをとっても、「このような方法で有事に実行できるだろうか」と考えるクセを持つことは大変意味のあることです。

遊撃戦八卦掌の練習方法も技法も、実際の場で有効かどうかを考えて検証しています。まだまだこれからすべきことは多い。絶え間ない試行錯誤の日々です。

弱者生存の護衛護身術を極めたい方へ~昔日(清王朝末期頃)の八卦掌を伝える水野先生の道場「八卦掌水式門」入門方法

1.「単換掌の術理(単換掌理)」に貫かれた成立当初(清王朝末期頃)の八卦掌を追求し指導する、国内でまれな八卦掌家

八卦掌水式門代表・水野の写真
八卦掌水式門代表・水野義人先生

八卦掌水式門で八卦掌第7代を掌継させていただいた遠隔地門下生のsと申します(先生の指示で仮称とさせていただきます)。代継弟子の一人として、八卦掌水式門の紹介をしたいと思います。

石川県・遠隔地門下生

八卦掌水式門は、成立当初(清王朝末期頃)の「単換掌の術理(単換掌理)」に貫かれた「生存第一スタイル」の八卦掌を指導する、国内で極めて数の少ない八卦掌伝統門です。

八卦掌第6代の水野先生の伝える八卦掌は、敵前変化攻防の近代スタイル八卦掌が主流となっている現代において、対多人数移動遊撃戦による弱者使用前提撤退戦を貫いた異色の存在となっています。

先生の伝える八卦掌の最大の特徴は、やっぱり、「単換掌の術理(水式門で先生は、「単換掌理」と呼んで指導しています)」に徹している点。

「単換掌理」とは、敵と接触を極力さけ、敵の力とぶつからない方向へ移動しながら対敵対応をする術理です。間合いを取り、逃げることを正当な戦法とし、力がぶつからないため、女性やお子さん・お年を召した方にとって最も現実的な護身術となっています(※よって水式門では、私を含め、女性の修了者さんが多いです)。

単換掌理を理解するには、修行の初期段階に、掌理に熟練した指導者による対面での練習を通して対敵イメージをしっかりと構築することが必要不可欠、だと先生は言います。

「単換掌理系の技は、対人走圏で養った移動による間合い取りと、敵の引きつけ引き込み技術、転身技術とで実行する技。現実的で明確な敵のイメージを持って練習しないと、実戦でとまどうことになる」は先生の口癖ですね。

相手の侵入してくる角度や強度、そして敵動作に対する自分の身体の使い方を、先生の技を受け、または先生に試し打ち(!)をしながら自ら身体を動かして学んでいく必要があります。それは初心者には果たせない役割。水式門では、先生がいつも相手をしてくれるし、新しい技を始動するとき、使い方もしっかりと見せてくれるから、一人の練習の時でも、イメージが残るんです。

よって最初から全く一人で行うことは、リアルな敵のイメージが分からない点から、大変難しいものとなります。この問題は、私がこの場で、先生の指導を受けたほうがといいと強くすすめる理由となっています。

私も遠隔地門下生。先生が富山に来たときは、集中的に相手になってもらいました。石川県という遠くであっても、先生の教え方のおかげで、ブレずにここまで来ることができました。

単換掌理に基づいた弱者生存第一の八卦掌を指導する八卦掌の教室は、全国にほとんどありません(それか、公にしていません)。弱者使用前提がゆえの現実的方法で自分を守る武術に興味がある方。力任せの攻撃にも負けない八卦掌を極めたいと思う方は、水式門の扉を叩いてください。水式門なら確実に、弱気が生き残るための技術を学ぶことができます

2.八卦掌水式門は、入門審査を通った者が門下生となることができる純然たる「伝統門」道場

八卦掌水式門代表・水野の写真
八卦掌水式門代表・水野義人先生

八卦掌水式門は、代表である水野先生が、八卦掌第5代(梁派八卦掌第4代伝人)である師より指導許可を受けて門を開いた、純然たる「伝統門」です。それゆえ、入門資格を満たしているかを判断する入門審査(問いあわせ~体験までの態度を見ての総合判断)を、入門希望者すべての方に例外なく行っております。もちろん私も受けたうえで入りました。

水野先生が指導する八卦掌は、護身術であれど、一部に当然殺傷技法が伝えられ、昔の中国拳法と同じく実戦色が強い八卦掌。誰それ構わず指導することはいたしません。

特に先生は、拳法を始めた動機も真剣。自分を律することができない人間に伝えてしまい、それで人が傷つけられてしまう事態を招くことを、心から心配しています。

よって、以下で掲げてある「入門資格」を満たした人間だと判断した場合にのみ、先生は受け継いだ技法をお伝えしています。「八卦掌の伝統門として、門が負うべき当然の義務と配慮」。これも先生が常に話す口癖ですね。

水式門には『弱者生存の理で貫かれた護衛護身術「八卦掌」を日本全国各所に広め、誰もが、大切な人・自分を守る技術を学ぶことができる環境を創る』という揺るぎない理念があります。

先ほども触れたように、己を律することのできない人間に伝えてしまうことは、技法が濫用され第三者が傷つく事態を招き、理念実現に真っ向から反する結果を生んでしまいます。

水野先生は、門入口を無条件に開放して指導し門を大きくすることより、たとえ審査を設けて応募を敬遠されたとしても、少なからずいる暴力的・非常識な人間に伝わってしまう事態を避けることを重視しています。

ここまで書くと、なかなか入ることのできない難しい道場だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。審査はありますが、一般的な常識と礼節、思いやりがあれば、心配する必要は全くありません

指導を受けてみれば分かるのですが、先生はいつも、門下生のことを考え、熱心に指導してくれ、怒鳴ったりもなく、笑顔です。安心してください(無礼な態度にはわけへだてなく厳しいですよ)。

審査を通過した正式門下生には、「誰もが大切な人、自分を守ることができる八卦掌」の全てを、丁寧に、熱心に。真剣に教えてくれます。迷ってるあなた、ぜひいっしょに仲間になりませんか。先生の温かい指導で、いっしょに強くなりましょう。

3.入門と入門手続き

八卦掌水式門は、殺傷技術を伴う昔日の武術を伝える伝統門となります。普及に際し、技法が悪用されるのを防ぐため、伝える者の人格を考慮する責任と義務があります。

入門資格を満たしており、かつ、入門時誓約事項を守ることを誓約し、入門時特記事項を理解した者が、審査を通過した場合に入門が認められます。

1.入門資格

以下の条件を満たした方が、体験入門を受け、かつ入門を申請することができます。

  • 1)中学生以上の方 ※18歳未満の未成年者は保護者の同意が必要
  • 2)(※遠隔地生通信併用科のみ)愛知県以外に在住で、本科・護身術科に定期的に通うのが困難な方
  • 3)弊門指導の八卦掌を、師伝に従い誠実・素直に学ぶことのできる方
  • 4)指導者・先輩・同期入門生・後輩、その他の人に対して、常識的な礼節と思いやりをもって接することのできる方
  • 5)他門派・他流派に対し尊重ができ、非礼な態度をとることのない方

2.入門時誓約事項

体験入門後、入門誓約書に以下の誓約事項に誓約をしてもらいます。誓約できる方に限り、誓約書をご郵送ください。※誓約事項を守ることができない場合、退門させることがあります。

  • 1)暴力団員、もしくは反社会的団体の構成員ではないこと。
  • 2)八卦掌水式門の活動に関し、社会的な信用を失墜させるような行為はしないこと。
  • 3)月の最初の練習会日に、必ずお釣りのない形で、現金にて月謝を支払うこと(※通信併用科の教授料については、前月末までに次月分を、銀行振込にて門指定口座に支払うこと)。
  • 4)稽古中は指導員の指示に従い、指導者・先輩・同期入門生・後輩、その他の者に対して、常識的な礼節と思いやりをもって接し、ハラスメント等が発生しない場の構築に貢献し、日本国の法を遵守すること。
  • 5)練習中外を問わず、他の門下生に対し、営業・布教・勧誘活動もしくは本人の望まない私的交際勧誘等、他の門下生の迷惑となり、拳法学習と関係のない行為をしないこと。
  • 6)他門派・他流派を尊重し、礼節と配慮に欠けた情報発信や、態度をとらないこと。門伝保護・個人情報保護の観点より、弊門、個人、団体が望まない情報を無断で発信・公開しないこと。
  • 7)八卦掌水式門が一般的な安全配慮義務を怠った場合でない限り、練習中に負った怪我等につき、その責を門に対し追及しないこと。
  • 8)以上の事項に反し門から退門等の処分を受けた際は、その処分につき異を唱えないこと。また違反・不正・不行跡行為によって生じた民事上・刑事上の責任を全うすること。

3.入門時特記事項

入門の際、また入門後に守っていただく具体的な約束事項となります。※入門申請時、必ず目を通し、ご理解の上、ご応募ください。

  • 1)弊門指導の八卦掌は「~派」色の薄い八卦掌成立当時(清王朝末期頃)の昔日の八卦掌である(基本功・老八掌の定歩・単式等は梁振蒲先生伝)。よって修行後に程派・尹派・梁派などの著名流派の伝承者の肩書きを希望する者は、他教室での学習を検討すること。※弊門で公認するのは「八卦掌第7代」(「伝人」呼称は、梁派特有の伝承者の呼称。「第○代」とは、八卦門において八卦掌の技法を一通り修め、師から指導を正式に認められた弟子のこと)となる。弊門では、第7代継承後、指導に足りうる技能を持った弟子に対し、「掌継人」弟子として公認し、指導許可を与えたことを明確にしている。
  • 2)拝師の儀式は行わないが、「八卦掌第7代」を弊門の名で公認した門下生は、拝師弟子と同じ扱いとする(自己紹介の際、「拝師弟子」と名乗ってよい)。
  • 3)上記入門資格・入門時誓約事項・当特記事項を満たすことができない者は、口頭注意の対応をとる。なお改善されない場合は退門処分とする(他の門下生の学習環境・安全を守るための措置)。この処分は、新参・古参を問わず厳格に行う。「他者への思いやり」「常識的な礼節」、そして「他流派への礼節」の資質については特に重視する。
  • 4)弊門各科は、児童向け専用教室ではない一般の方が参加する場であるため、学習環境配慮の観点より、保護者・近親者・知人・友人等による見学行為は認めていない。
  • 5)中学生以上~15歳未満の方を含め、すべての入門申請者は、必ず本人の意思で応募すること。第三者・保護者の意向による入門申請は認めていない。

※中学生以上~15歳未満の方は、拳法学習の志望動機をいかんで参加の可否を決定します。必ず本人が、15歳未満向けコースがある科における、希望する科の申込みフォームに、志望動機等必要事項を記載の上、お申し込みください。保護者の意向による参加・入門申請は認めません

4.入門手続き

八卦掌水式門に入門するためには、愛知本科・富山本科・八卦掌護身術科・遠隔地生科・支部指導員候補生科ともに入門審査を受ける必要があります(指導内容が殺傷技術を伴う武術であるため)。以下の手続きに従い、入門申請をしてください。

手順1 申込フォーム記載申請と体験入門参加

各科とも以下の問い合わせフォームに必要事項を記載のうえ体験入門を申請する。遠隔地生科入門希望者のみ、フォーム申請後、メール補足質問によって参加を認める仮入門制度を採用しています。

手順2 入門希望なら、誓約書の郵送

体験後、入門を希望する方は、体験入門時に手渡された「入門誓約書」を確認。誓約書の内容に同意するならば、同書類を代表水野宛の住所に郵送する。

手順3 審査結果の通知と、初月月謝支払い

誓約書が水野に到達後、審査開始。審査後、入門審査結果のメールを送信します。入門許可者には、入門案内のメールとして送信しますので、メール文中に記載されている水式門代表の銀行口座に初月指導料を振り込む。

※入門許可メール送信後、送信日を含めて14日以内に入金がない場合は、入門の意思がなくなったと判断し、申請はなかったものとさせていただきます。

※入門が許可されなかった場合についてのクレーム・理由開示要求には、例外なく対応いたしませんのでご了承ください。

手順4 練習会に初参加

グーグルカレンダー記載の練習会に参加する。※参加ごとに、開催日の正午までにメールにて簡潔に「○○です。本日参加します。」とだけメールをすること。

 

八卦掌水式門富山本科イメージ