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ウーマン・ライト・ガード基本情報|2025年3月15日(土)金沢・大和町広場にて、女性警護人・護衛官・護衛人技術養成科を開始します。

最新情報(2024年11月27日更新)|ウーマン・ライト・ガード金沢の未来を担う、指導員候補者を先行募集します

ウーマン・ライト・ガードの2025年3月15日(土)の指導開始に先立って、ライト・ガードの指導員候補者を募集します。

ウーマン・ライト・ガードの前進であった、金沢女性本科では、学習者のすべてが、私を含め学習を終え金沢を旅立っており、指導の際の協力者がいない状況となっています。

ライト・ガードには、間もなく多くの人が参加します。代表・水野一人だけでは目が行き届かない可能性があります。また、女性同士での練習の方が、試すことも躊躇なく行うことができます。

ライト・ガードは、自分護衛教程(護身技術教程)・警護人教程(護衛技術教程)・指導者教程に分かれています。ライト・ガードでは、本人の希望により、自分護衛教程だけで修了することもできますが、指導員候補者は、警護人教程まで学習してもらい、代表のアシスタントをしながら、指導者教程を終えてもらって、その後、指導者となってもらいます。

指導者となった後は、修了証と「転掌」「八卦掌」の掌継人証(免許皆伝証みたいなもの。発行無料)を渡しますので、制約なく、自由に、好きな場所で、教室等を持つなりしてください。

都道府県にひとつ、正式な支部を持ちます。例として、ウーマン・ライト・ガード名古屋です。そのような支部を運営する場合は、支部維持費を修めてもらいますが、個人で教室を開く場合は、そのような上納義務などはございません。本部も公認し、バックアップいたします。

立ち上げはじめは、参加者も極めて少ないため、しっかりと指導を受けることができます。将来、自分の教室を持ちたい、中国拳法の達人になりたい、身辺警護人として自信をもってやっていくために、そのための技術をマスターしたい、と考える方は、是非ご参加ください。

指導者候補生募集の詳細は、こちらからお願いします。

申込みは、こちらからお願いします。

ウーマン・ライト・ガード基本情報|2025年3月15日(土)金沢・大和町広場にて、女性警護人養成プロジェクト開始

ウーマン・ライト・ガードは、警護人・護衛人として有事に保護者を守りうる技術を養成する、女性専用の警護人・護衛人養成科となります。

しかし、男性強者使用前提の西洋格闘術ベースの護衛術を指導する国内外のボディーガード養成機関とは異なります。

ここで指導するのは、清朝末期の後宮宦官(かんがん※去勢された男性官吏)・董海川が伝えた後宮護衛官武術「転掌(てんしょう)」。柔弱な東洋人・女性、子供などの身体的資源不利者(以下「弱者」と呼ぶ)専用の護衛武術として創始され、かつ清王朝に宦官・女官・宮女が使用する前提で採用された「転掌」の護衛術となります。

転掌は、使用者の前提が宦官・女官・宮女であったため、敵と力のぶつからない「斜め後方スライド撤退戦」を根幹対敵身法とする徹底した移動遊撃戦を採用しました。

襲撃者が複数の場合、移動防御しつつ、時に傍観している敵・要人に手をだそうとする敵を、電撃奇襲攻撃によって襲い我に注意を引きつけ囮(おとり)役となり、その状態で一定時間生存して味方が駆けつけるまでやり過ごし護衛します。身分制社会ならではの、悲壮な囮護衛武術の側面が見られます。

襲撃者がひとりの場合は、要人を後方に下がらせながら、前に出てくる敵に、襲撃者の攻撃は届かないが自分の攻撃は届く間合いで共に下がりつつ変幻自在の攻撃を流れるように浴びせ、要人を守ります。この段階こそが、転掌の目指す境地であり、映画「グランド・マスター」で、主人公の女性八卦掌使い(チャン・ツィー女史)が見せたような戦い方が出来るようになるのです。

ウーマン・ライト・ガードでは、「弱者使用前提の技術体系による護衛武術」という成立当初の原則スタイルを徹底して貫き指導することで、「弱者が大切な人・大切な自分を守ることとができる」真の他人・自分護衛術を伝えていきます。

「転掌」という護衛武術は、幻想や華美な動きはありませんが、生死を賭けていた当時のままの技法がしっかりと伝えられております。時に、人の生き死に関わる技法も学ばなければなりません。しかしそれゆえ、あなたの「守る」目的を果たすことが可能となるのです。

北陸金沢の地で、清朝末期頃動乱期の護衛術を学び、将来、大切な人を守る、護衛の職業に就くなどの、大きな可能性を広げてみませんか。志ある優しい貴女の参加を待っています。

ウーマン・ライト・ガード申し込み

※ウーマン・ライト・ガード内の使用画・名称は、使用画のネット中外での流布による思わぬ被害を防ぐため、全使用画をイラスト・名称を仮称にすることに徹しています。入会後も、写真や動画の撮影等は例外なくいたしませんのでご安心ください。

開講日

2025年3月15日(土曜日):10時~

「ウーマン・ライト・ガード」・・名称に込められた思い

「ウーマン・ライト・ガード」の「ライト」には、3つの意味と願いが込められています。

ひとつ目は、「権利」です。女性として、不安なく、毎日を快活に生きていけるように。一部の人間のわがままで身勝手な欲求のために、女性の人権が踏みにじられる事態が生じないように。ウーマン・ライト・ガードでつちかった技術と精神が、女性としての権利を守ることを願って。

ふたつ目は、「輝き」です。ウーマン・ライト・ガードで身体に積み重ねた技と自信が、貴女の将来に輝きをもたらしますように。人を守る技術で、クライアントを守り、大切な人を守り、貴女自身を守り、そのことが、貴女を一層輝きに満ちた人生としますように。

3つ目は、要人・富裕者でなくても、身辺警護を必要とする女性が、警護人の護衛を無理なく受けられる環境が整備されますように。全ての女性が「ライト」に警護を受けられますように。同性警護人ゆえの心理的抵抗の少なさで警護が受けられるために、もっともっと多くの女性警護人が誕生しますように。

貴女に「ウーマン・ライト・ガード」を選んでもらいたい理由とは

現在は、テレビで筋骨隆々の男性強者同士による好戦的な格闘技試合が派手に放映される時代です。

ウーマン・ライト・ガードで指導する「転掌」の発展武術たる中国四大武術の「八卦掌」自体も、そのほぼ全てが屈強な男性使用前提の技術体系武術(近代格闘術八卦掌)に変わり、八卦掌を志す者も、特に男性が、昔日の転掌スタイルを受けいれることが難しくなっています。

ウーマン・ライト・ガードの母体である八卦掌水式館においても、男性志願者の多くが、力のぶつからない持久力重視の転掌式スタイルに挫折し、去っていきました。しかし、自分・家族の護衛を志す女性は、己の身体的資源が男性より劣っていることを理解しているため転掌スタイルを素直に受け入れやすい、という利点があります。

結果的に、水式館の掌継人(伝承を許された免許皆伝者)は私も含めすべて女性となっています。

水式館は、私など代表・水野の子と少数の女性に伝承することからスタートしました。その原点に帰り、2025年より、門発祥地の北陸の地で「転掌」を本格的に伝承し、屈強な男性から、自身・要人・大切な人を守る、女性警護人を養成するため、「ウーマン・ライト・ガード(旧金沢女性本科)」を発足させます。

前掲のとおり、ウーマン・ライト・ガードで指導する護衛術は、西洋式格闘術ではなく、純東洋護衛術です。強者の力とぶつからない機動戦で、持久力と転身力で強者をほんろうし、護衛を果たします。

現在国内におけるボディーガード養成機関は、そのすべてが、西洋格闘術ベースの男性向け護衛術です。

代表・水野は、純東洋護衛術である「転掌」をマスターし、国内外の警備職の中で、野生動物や不審者・違法者から、我が身と施設・施設利用者を守ることで、その技法に現実性を加味してきました。

貴女が、大切な人を守りたい・自分のことは自分で守りたい・人を守る仕事がしたい、と考えておられるならば、ぜひ、ウーマン・ライト・ガードで学びませんか。ここでは、女性が警護を果たすために必要な技法を、確実に学ぶことができます。

開講情報(開催日時・開催場所)

◆開催日時

  • 毎週水曜日:18:30~20:30
  • 第1~第4土曜日:10:00~12:00

※入門申請者が一人であっても開催いたします。

※第5土・日曜日は、県外での講習会のためお休みとします。

 

◆開催場所

石川県金沢市大和町広場(だいわまちひろば)

〒920-0046 石川県金沢市大和町1ー1

※小雨決行。

※弊門伝承の転掌・八卦掌は、徹底した移動遊撃戦を採用して要人を護衛する拳法であるため、狭い室内で開催することによる接触事故の発生を防ぐため、屋外開催となります。

※屋外開催ゆえ、日焼け対策・暑さ寒さ対策・熱中症対策等は各自忘れずにしてきてください。

 

料金体系

ウーマン・ライト・ガードは、原則として月謝制とします。石川県の一部地域在住者・県外在住者で将来指導者を希望する者は、一回定額制の指導者候補特例をとります。

◆石川県(金沢・小松・野々市・白山・能見・川北・内灘・宝達志水・かほく・津幡・羽咋)在住者

・入門費:無料

・年会費:無料

・月謝制:5,500円(税込

◆石川県(志賀・中能登・七尾・輪島・穴水・能登・珠洲・加賀)在住者または県外在住者

・入門費:無料

・年会費:無料

・月謝制:4,400円(税込)

◆指導者候補特例:石川県(志賀・中能登・七尾・輪島・穴水・能登・珠洲・加賀)在住者または県外在住者で、かつ、将来指導者を希望する者

・入門費:無料

・年会費:無料

・一回定額制:3,300円(税込)

◆料金支払い時の注意点

毎月の練習日初日の開始前に、お釣りのない形で現金で指導者に直接お支払いください。もしくは、あらかじめ、下記口座にお振込みください。後日支払いには例外なく応じませんので、お気をつけください。

・銀行名  :三菱UFJ銀行

・支店名  :知立(ちりゅう)支店 店番号 412

・預金種別 :普通口座

・口座番号 :1213489

・口座名義人:ミズノ ヨシト

※休会する場合は、休会する月の前月25日までに、「来月休会します」と「shiroikukmoajisai@gmail.com」までにメールで連絡してください。連絡しない場合、月謝の免除はありません。

※門下生の事情により、その月に一回も練習に参加しなくても、月謝は返金いたしません。

ウーマン・ライト・ガード申し込み

 

免責事項

 弊サイトは、利用者がサイト内に掲載された情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。

 サイト内における理論解釈等の説明は、管理人が学習過程における研鑽によって得たものからなされるものであり、その内容は他の流派の理論等を否定するものではありません。

 現在国内外において、多くの流派の高名で技術の高い伝承者の先生方が御指導を展開されておられます。あくまで当サイトの内容は、一つの考え方として利用していただけたら幸いです。

 

退所手続きについて

ウーマン・ライト・ガードでは、所属生各人の自由意思により、いつでも退所できるように細心の注意を払い、退所時のトラブルを予防します。

申請退所と自然退所の2ルートを用意し、所属生が心理的障壁なく、自由な意思でいつでも退所できるよう配慮しています。

申請退所

退所を希望する方は、shiroikukmoajisai@gmail.com 宛に「退所します」とご連絡ください。その際、指導部に理由などを告げる必要もありません。

※一度退所したら、再度入所する際は、仮入所からの手続きとなります。

※メール内容は、「退門します」の一言を告げるだけで構いません。理由を付ける必要もないため、希望者は遠慮客お申し出ください。

※月謝制ライト・ガード生が、月途中で退所した場合でも、月途中精算や払い戻しは行いませんのでご了承ください。

自然退所

最後の練習参加、もしくは連絡から、半年以上何ら音沙汰もない方は自然退所とし、所属生の地位を失いますのでご了承ください。

Q:武器術は指導するのですか?必須科目なのですか?

Q:武器術は指導するのですか?また、必須科目なのですか?

A:刃物を持った相手に対しては、所持する折り畳み傘や、護身具で払いながら後退スライドして、機を見て離脱することが、弱者に残されたほぼ唯一の生存手段。身の回りの道具は、実際に日頃から練習しないと、使いこなすことはできない。よって生存を実現するために、武器術は必須科目となっています。

武器術は、女性護身術科では必須です。ウーマン・ライト・ガードでは、以下の武器術を必ず伝えます。

  • 転掌刀(てんしょうとう)
  • 遊身大刀(ゆうしんだいとう)
  • 双身槍(そうしんそう)
  • 双短棒(そうたんぼう ※双匕首、そうひしゅ)

それに加え、必須カリキュラムに入ってない水式館独自に伝わっている武器術として

  • 連身藤牌(れんしんとうはい)

連身藤牌とは、藤で出来た盾を片手に持ち、もう一方に70センチ程度の短刀を持って行う、戦場刀術の影響を受けた武器術です。

連身藤牌のみ、他派・他門派の文献で確認できない武器術であるため、代表は必須カリキュラムから外しています。希望者のみ、指導しています。私は代表より掌継人となる直前、希望して連身藤牌も修めました。私は双短棒術が最も好きであり、両手を使って戦う動作がよく似ているため、連身藤牌は以前より履修することを決めていました。

代表が学生時代、指導を受けた厦門近郊楊家には、虎衣藤牌兵舞踏が伝承されていました。その影響を受けて、楊家の中で編成された可能性があるため、転掌式八卦掌伝承の履修課程より外してあります。

八卦掌水式門では、刀術は「刀術先生」と擬人的に呼び、転掌式八卦掌の術理を理解するうえで、大変有効な技術であると考えています。よって代表・水野は、「転掌式八卦掌」という原初八卦掌を再現・再興した後も毎日欠かさず、刀術の練習時間を多く取り研鑽に励んでいます。

転掌が、転掌刀術、もしくは遊身大刀のどちらをルーツとしているか、果ては、転掌刀と遊身大刀が、どちらが先に技術が確立されたのか、もはや知る術もありませんが、転掌式八卦掌を習得・理解するうえで欠かすことができない技術であるのは、間違いありません。

水式門では、習い始めてから間もなく(本人が本入門を希望したあたりから)、転掌刀と遊身大刀・そして転掌の原型たる「単換刀」を習い始めることで、拳と武器の両側面から、「翻身旋理・刀裏背走理」を学習し初め、単換掌の術理の習得を目指し始めます。

武器術は、八卦掌の根幹にして中核たる技術を理解するためだけでなく、もっと現実的に、周囲の道具を即興で武器にして、身を守るために大変有効な技術となります。

初学のうちは、こちらの効用を楽しみに学習を進めていくと良いでしょう。私も、戦う場面を想定しやすい武器術は、大変面白かったです。

ウーマン・ライト・ガード金沢の未来を担う、指導者候補生を先行募集します

最新情報(2024年11月27日更新)|ウーマン・ライト・ガード金沢の未来を担う、指導者候補生を先行募集します

ウーマン・ライト・ガードの2025年3月15日(土)の指導開始に先立って、ライト・ガードの指導者候補生を募集します。

ウーマン・ライト・ガードの前進であった、金沢女性本科では、学習者のすべてが、私を含め学習を終え金沢を旅立っており、指導の際の協力者がいない状況となっています。そこで、2025年3月15日開講に先立ち、将来の指導者候補生を募集いたします。

立ち上げはじめは、参加者も極めて少ないため、しっかりと指導を受けることができます。将来、自分の教室を持ちたい、中国拳法の達人になりたい、身辺警護人として自信をもってやっていくために、そのための技術をマスターしたい、と考える方は、是非ご参加ください。

以下で、詳しく募集する理由などを説明していきます。希望者は応募する際の参考にしてください。

女性の指導者候補生を募集する理由は

ライト・ガードには、間もなく多くの人が参加します。代表・水野一人だけでは目が行き届かない可能性があります。実戦における生存と護衛の技術を、練習会という一つのコマの中で、一人の人間が伝え得るのは、多くて5人程度までです。志ある将来の指導者候補生のアシストが必要です。

そしてその方は、女性である必要があります。女性同士での練習の方が、身体に触れるような技を、遠慮なく試すことができるからです。ライト・ガードで伝える転掌護衛技術は、もともと、敵との接触を避けながら戦うことが真骨頂です。しかし技術未発達の学習期間中は、相手の身体を借りて試すことも必要です。同性たる女性が適任である理由を分かっていただけると思います。

ライト・ガードは、自分護衛教程(護身技術教程)・警護人教程(護衛技術教程)・指導者教程に分かれています。ライト・ガードでは、本人の希望により、自分護衛教程だけで修了することもできますが、指導員候補者は、警護人教程まで学習してもらい、代表のアシスタントをしながら、指導者教程を終えてもらって、その後、指導者となってもらいます。

指導者となった後は|正式支部指導員以外なら、自由に縛りなく指導活動ができる

指導者となった後は、修了証と「転掌」「八卦掌」の掌継人証(免許皆伝証みたいなもの。発行無料)を渡しますので、制約なく、自由に、好きな場所で、教室等を持つなりしてください。

ライト・ガードでは、全国で護衛術を習得したい女性の方に向けて、金沢本部と同じ履修課程・料金体系による正式支部を、各都道府県にひとつ設けます。

正式支部で指導員として運営する場合は、本部に対して売上金の2割の支部運営費を納付します。例として、「ウーマン・ライト・ガード愛知」などです(広告費などに使用します)。しかし、個人で教室を開く場合は、そのような上納義務などは一切ございません。またウーマン・ライト・ガード本部の名で正式に公認し、教室主催者の集客活動などをバックアップいたします。

今回募集の、指導者候補生として参加された方の料金体系

本開講まえに、指導者候補生を希望して参加する方には、未来を担う人材として、以下の指導者候補生特例を、指導者教程が修了するまで適用し、サポートいたします。

◆石川県(金沢・小松・野々市・白山・能美・川北・内灘・宝達志水・かほく・津幡・羽咋)在住者

・入会費:無料

・年会費:無料

・月謝制:4,400円

◆石川県(志賀・中能登・七尾・輪島・穴水・能登・珠洲・加賀)在住者または県外在住者

・入会費:無料

・年会費:無料

・一回定額制:2,200円

申込みは、こちらからお願いします。

Q:ウーマン・ライト・ガードはなぜ屋外で練習を開催するのですか?

Q:他のカンフー道場は室内で開催するのに、なぜウーマン・ライト・ガードでは屋外で開催するのですか?

A:ウーマン・ライト・ガードの八卦掌は、成立当時の徹底した移動遊撃戦を採る八卦掌原型拳法『転掌』の技法を唯一伝える門派。徹底した移動遊撃戦の練習は、移動で防御攻撃をする転掌式八卦掌の現実攻防の真髄を体感するため、また、移動制御技術の未達な初心門弟では、壁や他の門下生に衝突する危険があるため、屋外で開催します。

太極拳や空手の教室は、室内開催が多いですが、ウーマン・ライト・ガードでは、基本すべての科における指導は、室外にて行います。

 

それは、ウーマン・ライト・ガードの指導する八卦掌が、徹底した移動遊撃戦を展開して戦う(身を守る)からです。

 

創始者は、清王朝の宦官(かんがん)であり、多人数相手の刺客・賊徒や強者の面前で技術で戦っていては、あっという間に倒されてしまい、清朝王族を守ることができません。

 

成立当時の八卦掌たる転掌では、宦官・女官・宮女が王族を囮(おとり)となって護衛するための護衛武術でした。

 

そのため、徹底的に移動して敵の攻撃を後方スライドでかわして、一定時間生存し、味方が救援くるまで時間稼ぎをしておとり護衛をしたのです。

 

現在の一般的な八卦掌は、八卦掌が宮中御用武術として有名になってからやってきた屈強な男性修行者が改良した、近代格闘術八卦掌です。敵の面前にとどまり、筋力と体格・技術によって敵を「倒す」武術へと変貌したのです(添付のイラスト参照)。

 

それに比して、ウーマン・ライト・ガードの各科・各部で指導するすべての八卦掌は、「転掌」当時の技術体系のままの、倒すより、生存、を第一にした、おとり護衛武術のままの八卦掌です。

 

よって、移動によって防御・攻撃をする技術を、身体で覚えなければなりません。そのためには、より大きく、時に大げさなほどに移動して(歩を刻んで)、そのうえで敵の攻撃をかわし、また敵に電撃攻撃をすることを繰り返して、転掌式八卦掌の中核術理を体得する必要があります。

 

狭い室内でこの攻防法を行うならば、衝突を懸念して移動距離が中途半端なものになり、真に昔日の八卦掌が求める術理を体感・理解できません。

 

また狭い室内では、移動制御技術が未熟な初心門下生は、壁や他の門下生同士に衝突し怪我をする危険が考えられます。

 

それゆえ指導を、大和町広場やクロスランドおやべなど、広い芝生広場がある屋外公園にて開催するのです。

Q:八卦掌原型「転掌」の技術体系は?

Q:転掌は、八卦掌の原型とのことですが、どのような技術体系となっているのですか?

A:八卦陰陽理論を受ける前の、「転掌」名称時代の技術体系のため、「八」の概念にとらわれない、シンプルな技術体系です。3つの基本技と、それらで習った術理に沿った武器術を、徹底的に繰り返す、持久力重視の実用一辺倒の囮(おとり)護衛の武術です。

以下に、転掌(転掌式八卦掌)における技術体系を示します。代継課程と掌継人課程に分けて列挙してあります。基本的に、上から順に学習していくことになります。

転掌式八卦掌は、各技・各型ごとに、「8」という数字でまとめる、という概念が存在しません。よって、八母掌・八大掌・老八掌などのような、八で構成された型は存在しません。

八卦陰陽理論の影響を受ける前の、「転掌」名称時代の技術体系ゆえ、当然のことです。

転掌式八卦掌では、技法の土台はあくまで「抓地牢(そうちろう)」であり、単換掌の術理・勢掌の術理によった、3つの基本技(単換掌・双換掌・勢掌)があるのみです。転掌式や単招式は、あくまでこの3基本技の変化型的立場となります。

よって、抓地牢と、この3基本技を徹底的に繰り返し術理を極め、それを武器術に用いることになります。武器術は、この3技法で学んで術理で扱うことができるように、構成されています。

成立当時の昔日の武術であるため、難しい拳理などは一切ありません。当時の修行者は、文字が読み書き出来ない者ばかりであるため、技術体系はきわめてシンプルであり、単純でした。しかし「単純・シンプル=簡単」ではありません。膨大なくり返しによって、初めて弱者は強者の力任せの暴力に対抗できるのです。

それは必ず頭に入れておいてください。お気軽な護身術教室ではなく、弱者が強者の暴力によって殺傷・蹂躙されることが当たり前であった時代の、囮(おとり)護衛武術であることを忘れないでください。

【ウーマン・ライト・ガード・自分護衛課程(代継課程)】

◆抓地牢(そうちろう・移動身法の習得)

◆翻身旋理・刀裏背走理による単換掌の術理(斜め後方スライド時身法の習得)

◆前敵に対処する勢掌の術理(多人数戦時、振り向き様に居る前方向敵への対処けん制身法、もしくは、要人を襲おうとする敵に対する電撃攻撃身法)

◆単換掌(移動遊撃戦時、斜め後方から視界にはいってきた敵に対処する最もシンプルな対処技の学習)

◆双換掌(多人数敵に対処する際の基本となる身体操作法の学習)

◆勢掌(振り向き様敵に、スライド回避して攻撃することで防御攻撃することを学習)

◆単招式(勢掌の身法によった前敵対処の変化型)

◆単換掌・双換掌における対敵手技の変化型たる転掌式(単換掌の術理に沿った斜め後方敵への対処技の変化型)

◆単換刀(単換掌の術理の土台「翻身旋理」・「刀裏背走理」を学ぶ転掌原型技)

◆転掌刀術(単換掌・双換掌の術理によって再編成された転掌専門刀術)

【ウーマン・ライト・ガード・警護人課程(掌継人課程)】

◆三絶殺手

暴徒の急所を公開不可技法にて攻撃し絶命させる、清朝宮中内女官の護身技法。女性護身術科では、掌継人へ進むことを希望した者に、掌継人課程で最初に指導する。男性修行者は、掌継人課程修了後に指導する。

◆遊身大刀

槍などの長い武器を、刀の身法にて振り回して戦うための武器操法。後世に生まれた「八卦大刀術」とは無関係。

◆双身槍

長棒の両端に鉄のとがった刃部が付いたことを想定した技法で構成される、通り過ぎ攻撃専門・転掌独特の棍術的な長棒操。

◆双匕首

両手に持ったナイフで、敵の末端部血管を切って失血死させることを想定した、宦官使用前提の暗器的武器術。