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意外と快適?冬の「車中泊」快適・安全マニュアル

夏の車中泊は、風呂もポイント

冬は、車中泊をするうえで最も快適な季節だと私は感じています。

それは、第一に、シュラフにくるまって寝れば、寒さを感じず、快適に眠ることができること。エンジンのつけっぱなしも必要ありません。

第二に、乾燥しているので、風呂に入ってなくても不快でないこと。なるべくなら入ったほうのがいいのですが、入らなくても何とかなる、という気持ちは、心を軽くしてくれます。

第三に、蚊などがいないこと。

快適なことばかりを書きましたが、予想外の降雪があるなど、冬ならではのアクシデントもあります。そのような予想外のアクシデントに対する知恵も必要です。

当ページでは、冬の車中泊おいて快適性を保つための秘訣と、アクシデントを未然に防ぎ、またはアクシデントが起きたときに慌てずに対処する方法を説明していきたいと思います。

暖房ではなく、布団や衣類で保温するのが快適の基本

エンジン(車内暖房)は寝ている間は切る、という前提で対策をたてる

 冬の寒さ対策は、エンジンを切り暖房無しの状態で耐えられるまでの保温性を得ることを目標とします。

 エンジンを付け車内暖房を効かせていれば確かに温かいでしょうが、一晩中付けているわけにはいきません。なぜなら寝ている間に不測の事態も起こりかねないからです。起こりうる不測の事態とは・・・

  • 寝ている間に雪がつもり、排気管が雪でふさがれ、排気ガスが車内に充満しそれによって重大事故になる
  • 暖房をつけて寝ていたが、寝ている間にエンジンが切れ、車内の気温が下がり、寒さによって体を壊したりする。超寒冷地の気温の下がり方、暖房無しの車内温度は半端なく低いので侮れない
  • 排気管のすぐ下に乾燥した枯れ木等があると、それに引火する可能性もある

 ・・・などでしょうか?しかしトラックの運転手はよく高速道路のドライブインなどで暖房付けっぱなしで寝てますが・・

 何はともあれリスクもあるので、暖房をアテにしない寒さ対策を施すと冬の車中泊は安全・快適なのです。暖房が無くても温かく眠ることができる環境作り・・それが冬の車中泊の基本中の基本でしょう。

三重県での大雪
三重の盆地で不意の豪雪。この後大変でした。

暖房無しでも暖かさを保つには、布団・シュラフを使い快適な姿勢で寝ることが第一

 これは車内で寝るスペースを確保する時に注意する点なのでしょうが、ここでも触れておくべき点だと思います。

 寒さをしっかりガードするためには、快適な姿勢でしっかり眠ることが一番だと思います

 ”快適な姿勢”とは、とりもなおさず足を伸ばしつつ、寝返りを打ちながら眠ることできる状態をいうのでしょう。その状態でしっかり布団等で保温を図れば、もはや家にいるかのような快適さをもって冬の夜を過ごすことができるでしょう。

 姿勢が凝り固まっているとか、寝返りをうつことができない状態というのは、血液の循環が悪くなり普段より冷えを感じる状態になりやすいと思います。

 そう考えると、車内泊でのベッドメイキングは非常に重要ですね。車中泊の快適性を最も左右すると言ってもいいでしょうね。

 使う布団は、保温性の高い羽毛布団、シュラフであれば真冬用のものです。シュラフは足先の保温性も十分考えて、マミータイプのものを利用します。

  

 上の写真は、私が利用しているモンベル社製のダウンのシュラフです。車中泊なのでコンパクトに収納できるダウンタイプにこだわらなくてもいいのですが、バックパッキングや自転車に使うのであえてこのタイプにしています。車中泊メインの方なら、値段もお手ごろな中綿のシュラフでもいいでしょう。上の写真のシュラフ、ストレッチが効くので寝返りの点でも大変重宝します。

 私の使用している冬用シュラフの温度帯は、-22°~-6°であります。車中泊でこちらのタイプを使用すれば、個人差はあるでしょうがよほど寒くないと感じました。

 あとは毛布をかける、服を着込むなどで対応します。

宿泊場所が過酷な環境になりつつあるなら、その場所を避けてから眠りにつく

 冬場に車中泊をするなら、この点も非常に重要だと感じます。

 ここで宿泊しようと決めた場所が、今から天候が極めて過酷な状況に陥ることが予想される時は、潔くその場から逃げる事が重要だと思います。この点は、冬場の車中泊に限らず重要な点ですが。

 典型的な例では、あまりに雪が激しく降りすぎている場合であります。

 ドライブインなどの道の駅であれば、そこにはトイレも食料もあるでしょうからある程度身動きできなくなっても何とかなります。

 しかし停泊していた場所が、トイレも食料供給施設も無い場合、車が動かなくなったらどうしようもありません。

 車につもった雪も下ろさないといけないし、食料も調達しなければななりません。

 つまりは、そういう危惧がある状態では車中泊で安心して眠る事が出来ないのです。

 私の経験を一つ話します。冬の長野県白馬村~仁科三湖付近で大雪による大渋滞に巻き込まれ、一向に大町市に抜けるメドが立たなかった時です。

 疲れも来ていたので、そこらの路肩に停めて休もうかと思ったのですが、この大雪だと明日どうなるか分からないと思い、時間をかけて大町市まで進みました。まだ眠気が来てなかったため、そのまま車を進めたのです。

 大町市は仁科三湖周辺よりは積雪がかなり穏やかであったので、大町市内の道路の路肩に車を停め、安心して眠りにつきました。あのまま仁科三湖付近で眠っていたら、心配で眠れなかったかもしれません。

 確かに、眠い時はそのまま車を進めるのは危ない行為かもしれません。しかしその場所がこれから大変は状況に陥ると予想される時は、少しの仮眠後安全な場所へ移動するなどの対策をした方が、結果的にゆっくり眠ることができます。

こまめに風呂に入り、疲れをいやし体の芯から温めておく

 車中泊で旅する~夏の車中泊対策 のページで、夏場にマメに風呂に入ることは重要だと述べましたが、冬でもかなり重要だと思います。風呂は寝る上でオールシーズン重要な要素だと思います。冬場は体を洗うだけじゃなく、ゆっくり湯船につかって疲れを取りリラックスすることがポイントだと思います。

 冬場は乾燥しているため、夏場のように体がベトつくことはありません。

 しかし夜に深い眠りにつくためには、風呂に入って体をさっぱりさせ、暖めておくことがかなり重要だと思います。

 風呂に入って体を温めることで気持ちがリラックスし、程よい眠気が催してきます。その状態で眠ることができれば・・・快適な睡眠となるでしょう。

 風呂に入った後に快適に眠るためのコツとしては、風呂に入る前にある程度ベッドメイキングをしておくことです。

 風呂に入って車に戻った後は、もはや寝るだけの体制に持っていけば、体が温かい状態のままそのまま眠る事が出来ます。

 温かい睡眠環境を作り、風呂に入って気持ちがリラックスしていれば、冬は全季節の中で最も快適に眠ることができるシーズンと言えるでしょう。

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