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老齢基礎年金~もらえる金額・満額はいくら?

老齢基礎年金のもらえる金額はいくらなのか?の疑問について説明します。保険料免除期間を有する人の場合や、国民年金の加入可能年数が40年に満たない人の場合も併せて説明していきたいと思います。

老齢基礎年金の計算式と、満額は?

老齢基礎年金の満額は780,100円(平成27年4月現在)

  • 国民年金の被保険者として480か月保険料を支払う
  • 被用者年金(厚生年金・共済年金など)の被保険者として20歳から60歳まで保険料を支払う

 この場合、満額の老齢基礎年金が支払われます。額は平成27年4月現在で780,100円です。

保険料を納めなかった期間のある人の、老齢基礎年金額の計算式

 20歳から60歳までに保険料を納めなかった期間があると、その分この額が減ります。

 その場合の計算式は以下のようなものです。

老齢基礎年金額の計算式
老齢基礎年金額の計算式

 式の分母の下に書いてある加入可能年数とは、昭和16年4月1日以前に生まれた人の場合に関係してきます。

 それ以外の人は分母は”480”でいいです。

 加入可能年数はこのページの下で述べていきます。

 また、保険料免除期間のある人も式の分子の部分が違ってきます。かける分子の値も、免除期間の属する年月日で代わってきます。その場合の例もこのページで後述します。

昭和16年4月1日以前に生まれた人の場合の老齢基礎年金の計算方法

「加入可能年数」の仕組みを作ったことは、480月に物理的に満たない人への当然の救済措置

 上で触れたように、昭和16年4月1日以前に生まれた人は、計算式の分母が「加入可能年数×12」となります。

 加入可能年数とは、なんぞや?と思われるかもしれません。軽く触れておきましょう。

 昭和16年4月1日以前に生まれた人は、国民年金法改正の関係上、法改正時から直ぐに保険料を納めたとしても、分母が480月になりません。

 それなのに分母を480するのは酷です。例えば、国民年金法発足の時の昭和36年4月から60歳になるまでに450月しかなくて全期間支払ったとしても、480が分母になってしまえば、450÷480で、満額の792,100円の94%しかもらえない事になってしまいます。

 それはどう考えてもおかしいので、この計算方式にしたのです。

具体例で見てみよう

 ここにAさんがいます。Aさんは昭和11年4月生まれです。

 Aさんは昭和31年4月に20歳になります。しかしその時はまだ国民年金の制度が発足してませんでした。そしてAさんが25歳の時に国民年金法が発足・・・・。

 そうなると、Aさんが国民年金の保険料を納めることが出来る期間(加入可能年数)は35年。

 よって、この場合、Aさんの老齢基礎年金の計算式の分母は、35年×12で、420か月となります。

保険料の免除期間がある人の場合の老齢基礎年金の計算方法

免除期間がある人は、免除期間の月数・免除の種類応じて満額から一定額が減額される

 国民年金の保険料を納める制度には、生活が苦しくて保険料を支払うのがキツい人のために、所得に応じた額を免除する措置があります。これを「保険料の免除制度」と言います。

 この免除制度、保険料を納めなくても一定額が将来の年金額に反映されます。未納の場合は、将来もらえる年金額は全く増えません。”未納”と”免除”の大きな差です。

 ・・・さて、保険料は免除されているので、残念ながら”保険料を納めた月”の方にはカウントされません。上の計算式のように、免除期間の種類に応じて、一定の分子をかける事になります。

 ここで注意が必要です。上の式の免除期間の月数にかける分数は、免除期間の属する時期が平成21年3月までか、平成21年4月からかで値が違います。それも併せて具体例で説明しましょう。

平成21年3月までの免除期間の計算例

★ 保険料全額免除期間が60月あった・・・・60×3分の1 =20月

★ 保険料4分の3免除期間が60月あった・・60×2分の1 =30月

★ 保険料半額免除期間が60月あった・・・・60×3分の2 =40月

★ 保険料4分の1免除期間が60月あった・・60×6分の5 =50月

平成21年4月以降の免除期間の計算例

★ 保険料全額免除期間が60月あった・・・・60×2分の1 =30月

★ 保険料4分の3免除期間が60月あった・・60×8分の5 =37.5月

★ 保険料半額免除期間が60月あった・・・・60×4分の3 =45月

★ 保険料4分の1免除期間が60月あった・・60×8分の7 =52.5月

 ・・・こんな感じで計算式に組み込んでいきます。平成21年4月以降の方が、美味しいですね。

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