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老齢基礎年金をもらうには?(受給資格期間について)

老齢基礎年金は、老齢年金をもらう誰もが受給するまさに基本的な年金です。老齢年金を理解するためには、まずこの老齢基礎年金を理解することが第一歩です。

このページでは、老齢基礎年金をもらうには一体どのような条件を満たしたらいいのか?という素朴な疑問について説明してきます。あなたのケースに当てはめて考えてみて下さい。

受給資格期間~「保険料納付済期間・保険料免除期間・カラ期間あわせて25年以上」が原則

 老齢基礎年金をもらうためには、年金の保険料を25年以上納めていないといけません。月に置き換えてみますと、保険料を300カ月以上納めていないと、年金はもらえないのです(例外については 老齢基礎年金をもらうには?(受給資格期間の短縮特例) を参照)。

 しかし保険料を納めることが厳しい人や、年金制度の不備で保険料を納める機会に乏しかった人もいます。そこで保険料免除期間カラ期間(合算対象期間)も、この25年以上(300か月以上)に含めることが出来ます。カラ期間は全く年金額には反映されませんが・・。

 また、年金制度が整備され国民皆年金制度に完全に移行するまでの過程で、この25年要件を満たすことが酷な方々のために、25年期間を緩和する措置もあります。これを受給資格期間の短縮特例といいます。この特例に該当すれば、25年要件を満たさなくて老齢基礎年金をもらえることが出来ます。

 ・・保険料納付済期間?保険料免除期間?カラ期間?・・なんか抽象的で曖昧なので、以下でそれぞれの期間について説明していきましょう。

保険料納付済期間・保険料免除期間・カラ期間について見てみよう

保険料納付済期間とはどんな期間なのか?

 「保険料納付済期間」とは、読んで字のごとく、対象となる期間に年金の保険料を納めた期間の事を言います。

 下図で箇条書きになっている期間中に1月保険料を納めたとすると、”保険料納付済期間1か月”となるわけです。

「保険料納付済期間」の説明図
「保険料納付済期間」とは?

保険料免除期間とはどんな期間なのか?

 「保険料免除期間」とは、ある一定の条件なるか、又は被保険者自身の申請により、年金の保険料が免除される期間のことを言います。

 保険料免除期間の最大の特徴は、保険料を満額納めていなくても、将来の年金額に一定分反映されるということ。また、障害年金等のもらえる要件である”保険料納付要件”で問題となる未納扱いにはならないこともメリットです。

 未納であれば当然25年の要件にも加算されません。保険料を納めるのが厳しい人は、とりあえず市町村役場にいって免除申請をしてみましょう。

 免除期間には以下の種類の期間があります。

「保険料免除期間」の説明図
「保険料免除期間」とは?

カラ期間(合算対象期間)とはどんな期間なのか?

 「カラ期間(合算対象期間)」とは、25年期間の加算にはなるが、年金額に反映されない期間です。

 よって、厚生年金などの第2号被保険者期間が全くなくカラ期間だけで25年要件を満たした場合は、年金は支払われません。しかし一カ月でも保険料納付済期間や免除期間があると、年金は支払われることになります(極めて小額となりますが・・・)。

 カラ期間としては以下のものがあります。

 以下で、あなたがカラ期間だと疑っている期間の時期に該当するものがあるか見てみましょう。

昭和61年4月1日以後の期間のカラ期間

日本人であって海外に居住していた期間のうち国民年金に任意加入しなかった期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。

平成3年3月までの学生(夜間制、通信制を除く)であって、国民年金に任意加入しなかった期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。

第2号被保険者としての被保険者期間のうち20歳未満の期間又は60歳以上の期間

昭和36年4月1日から昭和61年3月31日までの期間のカラ期間

厚生年金保険、船員保険及び共済組合の加入者の配偶者で国民年金に任意加入しなかった期間

被用者年金制度等から支給される老齢(退職)年金受給権者とその配偶者、老齢(退職)年金の受給資格期間を満たした人とその配偶者、障害年金受給権者とその配偶者、遺族年金受給権者で国民年金に任意加入しなかった期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。

学生(夜間制、通信制を除く)であって国民年金に任意加入しなかった期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。

昭和36年4月以降の国会議員であった期間 ※(昭和55年4月以降にあっては国民年金に任意加入しなかった期間)

 議員の配偶者も含む。

昭和37年12月以降の地方議員であって国民年金に加入しなかった期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。議員の配偶者も含む。

65歳に達する日の前日までに日本国籍を取得した方、又は、永住の許可がされた方の取得・許可前の期間であって昭和56年12月までの在日期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。

日本人(65歳に達する日の前日までに日本国籍を取得した方を含む)であって海外に居住していた期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。

昭和61年3月31日以前に厚生年金保険・船員保険の脱退手当金を受けた期間又は共済組合の退職一時金を受けた期間(昭和61年4月から65歳に達する日の前月までの間に保険料納付済期間(免除期間を含む)がある人に限る)

国民年金の任意脱退の承認を受けて、国民年金の被保険者にならなかった期間

 20歳以上60歳未満の期間に限る。

厚生年金保険、船員保険の被保険者及び共済組合の組合員期間のうち、20歳未満の期間又は60歳以上の期間

昭和36年3月31日以前の期間のカラ期間

厚生年金保険・船員保険の被保険者期間(昭和36年4月以後に公的年金加入期間がある場合に限る)

共済組合の組合員期間(昭和36年4月以後に引き続いている場合に限る)

 

・・・いかがでしょうか?見ての通り、カラ期間は結構複雑です。また、以上に挙げた期間が全てではありません。

 少しでも疑問がある方・もしくは資格期間を満たすかどうか微妙な方は、お近くの年金事務所まで行って受給資格期間を照会してもらいましょう。

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