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老八掌・劈手掌:不意打ちとけん制攻撃の代表的身法を学ぶ型

(このページは、2021年10月12日に更新しました。)

八卦掌の代表的型である老八掌。このページでは、対多人数遊撃戦において、不意打ちとけん制攻撃をする際の身法を学ぶことができる型である「劈手掌」を解説します。

劈手掌は、対多人数遊撃戦下において眼前の敵に対応する際、後方から接近してくる敵にどのように対応するかについて、代表的な動きの方法を教えてくれます。

対多人数遊撃戦において、劈手掌で学ぶ身法は、欠かすことができません。ここで学ぶ身法がなければ、対多人数遊撃戦を組み立てることができないのです。シンプルで短い型ですが、心して学んでください。

老八掌「劈手掌」動作解説

特徴~後方の敵への不意打ち攻撃とけん制攻撃の身法を示す型。八卦掌が対多人数遊撃戦拳法であることを示す代表的型。

劈手掌・上から見た動作解説

動作自体はシンプルであり、順勢掌や下搨掌に比べ、使い方もわかりやすい型です。シンプルゆえに使いやすく、対他人数遊撃戦においては、劈手掌で学んだ技の出し方・身法は欠かすこができません。

進歩穿掌で大きく一歩を踏み出した後、すかさず転身しつつもう一方の手で上から大きな劈を振り下ろします。この時の大劈は、自身の耳のすぐ横を通り頭の上に劈の半円の軌道を描きながら、敵に向かって振り下ろします。、

後ろを正確に確かめないままに振り下ろす劈には、不意打ちとけん制の意味があります。

後ろを確かめる動作もないままに振り下ろすため、相手は敵の頭上から大きな劈が下されるとは思っていません。これが、後方を確かめたうえで行われたならば、劈は不意打ちとはならず、敵にもすでに警戒されているため当たりません。

また、突然の後方への劈攻撃のため、後方から接近して攻撃をしようとする敵に、驚きを生じさせます。敵のこの経験は、以後の後方からの攻撃を慎重にさせるでしょう。我が敵と向き合って長く攻防してしまった際、敵の後方からの攻撃を思わずためらわせる効果が期待出来ます。

練習の際のポイント

劈手掌・動作解説

劈は一気に、大きく、頭上を通りながら振り上げ振り下ろす。

劈手掌においては、進歩穿掌で打ち切った瞬間に前足を扣歩させ、肘の横に添えていた手を後方へ向かって大きく振り上げ振り下ろします。その動作に、ためらいや後方確認等の修正行動は一切ありません。

先ほども触れましたが、一気にためらわず行うからこそ、不意打ちとなり得るし、けん制攻撃にもなるのです。慎重を期した動作となると、あなたの行動を客観的に見ている後方の敵は、あなたの劈手を見破るでしょう。

ある程度練習して動作に慣れたら、小さな劈を試してみる

大きな劈での劈手掌をある程度練習したら、次は、小さな劈を打つ練習をしてみましょう。

大きな劈手が、肩を起点に大きく回すのに対し、小さな壁手は、肘を起点に劈の軌道を描きます。より敵が接近している場合で、素早く打つ場合に有効となります。

老八掌「劈手掌」の用法解説

劈手掌・用法解説

劈手掌の用法は、恐らく老八掌の中で最もわかりやすいでしょう。

劈手掌ではありますが、必ずしも「劈」にこだわることもありません。不意打ち・けん制攻撃としての役割を果たすことができるならば、後方に打ち出すのは、手刀でも穿掌でも撩陰掌でもよいのです。

どの手法で打ち出すにしても、ためらわず一気に・・・というポイントは守っていきましょう。

老八掌「劈手掌」の滑歩練習

順勢掌・滑歩練習

定歩と違う点は、進歩穿掌を打ち終わる瞬間、前に出した足を止めず、前に出しきった瞬間に流れるように扣歩して、そのままハイ歩→劈手へと動作移行していく点です。

先ほど定歩練習の際に触れた「ためらわず一気に・・・」という点を、より一層強調する形で練習していくことになります。

滑歩の際の振り向きざま劈手の角度(身体と打ちおろす先の間の角度)が鈍角になればなるほど、円の孤の半径が大きいことになります。滑歩の際は、想定する円の孤の半径を小さく想定して行います。つまり身体と打ちおろす先の間の角度が、定歩練習の際の角度(およそ100度くらい)よりも鋭角気味(およそ80度くらい)になります。

滑歩練習が、定歩練習に比べ、より小刻みに、より手返しよく攻防することを意識していると考えられます。

実戦八卦掌をより深く学んでみたい方へ。代表・水野より。

代表・水野の写真

解説はどうでしたでしょうか?

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